緊急警報ですっ！
今年はまだニュースで聞いてないけど
この時期になると、毎年必ずと言っていいほど起こるのが
「 宅配便 を装った強盗！」
繁忙期前になると、本当に多いです。
お歳暮 などでギフトモノが多くなるので、それに便乗するのでしょうか？
何はともあれ怖い世の中です。
十分に気をつけましょうね。
───2004/11/19日 発行 TAKUHAIATHLETE 第15号──
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■ハンドルを握ったサルと愉快な仲間たち
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『合言葉を言え！』
宅配便 を装った強盗が増えると、どうなるか？
答えは簡単。「怖い世の中になる」。
いやいや、そうじゃなくて正解は
「宅配便 が来ても、用心して居留守を使う」
これホントなんですよ。
最近、すごく増えてホトホト困っているんです。
宅配便 はスピードが命って、何度も書きましたが
近頃は一軒一軒にかかる時間が大幅に増えました。
なんたって返事すらしてくれないんだもん。
あのドアに付いているチッチャイ窓あるでしょう？
なんて言ったっけ？あれ。
覗き窓？覗き穴？
う～ん、なんだかいやらしい響きですねぇ（*＾＾*)
ホントは「ナントカスコープ」でしたっけ？
あれで覗いてるのが分かるんですが、返事はしてくれない。
何度か鳴らして「お届けものでーす」って言って、
やっと返事してくれたりするけど、警戒心は解いていない。
「どこからですか？」
これ！
数年前までは、こんな事聞かれた事無かったですよ。
まぁ、こんな世の中ですから当然と言っちゃ当然ですが…。
（でも、良い防御方法ですよね。）
でもね、「○○様からですね」と答えると、ほぼ１００パーセントの人が
ドアを開けて出て来ますけど、そのあとに時々、
「う～ん誰だろう？知らないなぁ？」
と、荷物の貼り付け伝票を見ながら考えてる人って何だろう？
用心した意味ないじゃん！って思うけど？
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今回は、そんな中であまりにも用心した人で面白かった話をひとつ。
たぶん若い女性だったんでしょう。
「だったんでしょう」というのは最後までその姿を見られなかったから
なんですけどね。
そこは一人暮らしの方が多く住んでいるような
ワンルームマンションでした。
チャイムを２回鳴らしても応答無しです。
不在かなぁ？と思いながら不在票を書き始めると、中からか細い声で
「どちら様ですか？」
と返事がありました。
宅配便 ですと答えると、例によって「どこからですか？」と聞かれました。
ここまでは最近よくあるので気にもせずに答えると
「ああ…」と了解したような返事。
しかしドアは開かないんです。
「あのう、ハンコかサインが欲しいんですが…」
そう言うと、その女性はドアは開けずに「今持って来ます」と答えました。
すぐにハンコを持って来てくれたようですが、依然としてドアは開かず。
なんだ？
合言葉でもあるんでしょうか？
するとその女性が言いました。
「荷物は大きいですか？」
相変わらずドア越しの会話です。
「いえ、書類みたいなものですよ」
「ドアポストに入りますか？」
そんな事聞いてないで、ドア開けてくれれば済む事なのに。
荷物さえ渡せればすぐ帰るよ。
「入り…そうですね」
「じゃあ、そこから入れてもらえますか？」
ここから？在宅してるのにドアポストに入れるの？
よっぽど用心しているんだなぁ。それとも何か手が離せないからなのか？
まぁいいや。入れちゃおうっと。
ん？でもそうするとハンコがもらえないなぁ。
さっきせっかくハンコを持って来てくれたんでしょう？
どうするつもりなのかな？
そんな心配は無用でした。
荷物をドアポストに入れた後に、入れ替わりにドアポストから
にゅう～っとハンコが出てきたんです！
あの狭いドアポストからハンコを持った手が出たんです！
「これで押してください」
女性の手からハンコを受け取りましたが、こんなの初めて！
その光景がおかしくて思わず笑いそうでしたが、ふぅ…抑えました。
しかし！
ここからが山場だったんです。
ハンコを女性に返し「ありがとうございました」と言って帰ろうとすると
「と、取れない…」
なんと女性の手がドアポストに挟まり抜けなくなってしまったのでした！
───2004/11/19日 発行 TAKUHAIATHLETE 第15号──
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