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    <title>宅配便　TAKUHAI ATHLETE　（宅配 アスリート）　～ハンドルを握ったサルと愉快な仲間たち～</title>
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    <updated>2007-04-17T14:03:18Z</updated>
    
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    <title>ルノーF1　ソング</title>
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    <published>2007-04-17T13:59:58Z</published>
    <updated>2007-04-17T14:03:18Z</updated>
    
    <summary>すごいっすね^^; ちょっと面白かったので。 [PR] 消費者金融 ...</summary>
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        <![CDATA[すごいっすね^^;
ちょっと面白かったので。

<object width="425" height="350"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/XRXwWbo_mX0"></param><param name="wmode" value="transparent"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/XRXwWbo_mX0" type="application/x-shockwave-flash" wmode="transparent" width="425" height="350"></embed></object>

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    <title>vol.59　『聖母の微笑み』</title>
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    <published>2007-03-08T18:06:07Z</published>
    <updated>2007-03-08T18:11:25Z</updated>
    
    <summary>　まぁ、世の中にはどうでもいい事なんだけど困ってしまう事態が 　多々ありますねぇ...</summary>
    <author>
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    </author>
    
        <category term="宅配便・バックナンバー" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        　まぁ、世の中にはどうでもいい事なんだけど困ってしまう事態が
　多々ありますねぇ。

　前に話しましたが、
　ボクの目の前を歩いていた女性が
　スカートのファスナー開けたまま歩いていたので
　小さい声で教えてあげたら

　「変態ッッ！！」って…（泣）


　…変態。。。

　確かにその要素はあるかもしれないけれど…
　変態ッ！！て大声で言わなくても…。

　おかげで、駅前の大通りを
　コソコソと逃げるようなハメになったじゃないですか。
　これじゃ、ホント変態…。


　今回は、そんな困ったお話です。
　
--------------2005/07/25～27 発行　第56号～第58号-----------------------
　
　
        <![CDATA[
======================================
■ハンドルを握ったサルと愉快な仲間たち
======================================

　『聖母の微笑み』


　ある晴れた日のことです。
　ボクは住所不明の荷物を抱えて、
　あっちかなぁ？こっちかなぁ？とウロウロしていました。

　ある地域の通称と
　受取人の名前だけしか書いてない荷物を持って。

　捜索地域は、古くからある学生専門の下宿街。

　こう書くと、
　なんだか風情溢れる町並みみたいに感じるかもしれませんが
　ぜんぜんそんな事ありません。

　マンションやら商業ビルやらがガンガンと建ちまくってる片隅に
　クルマも入れないようなオンボロアパート群が立ち並んでいる地域です。

　まさに別世界！

　現代から取り残されたような昭和の地ですよ。

　実は…、
　こういうトコの配達、嫌なんですよ。
　だってクルマ入れないし。
　学生だから不在ばっかりだし。
　おまけに一軒家みたいな顔してるくせに中はアパートだったり。
　住所は曖昧だし…。

　今の若いコたちは「共同」なんて知らないだろうなぁ～。

　共同トイレ、共同風呂、共同流し…。
　アパートに暮らしている人達が、風呂もトイレも共同で使うんですよ。
　もちろん煮炊きする台所も共同。

　そんなアパートばっかりなんですよねぇ。ここ。

　しかも、こんなトコに住むのって男ばっかじゃん！
　色気もなにもあったもんじゃないもん。
　臭いし…。
　配達するのだってつまんないですよ。


　そんな下宿街の狭い道をテクテクとボクは歩いていたんです。
　この地域の通称と受取人の名前しかかいてない荷物を持って。
　ちゃんと住所書いてほしいよ。

　一軒一軒ガラガラの扉開けて、
　玄関先に掛かっている居住者の名前書いたプレート見ては
　ため息ついて次のアパートへと歩いていたんです。

　何軒歩いたでしょう？
　結構な軒数の下宿アパートを歩いているうちに
　綺麗な女性の声が響いたのです。


　「どちらを、お探しですか？」


　スラムのような世界に響く美声。
　う～ん、まさに聖母の声。

　ちなみに、ボクってば、
　声の美しい人にはコロッといっちゃうんです。ははは。
　ま、そんな事はどうでもいいんですが
　その美しい声はどこから響いてきてるんでしょう？

　辺りを見回したんですが
　よくわかりません。

　するとまた聖母の美声が…。


　「お手伝いできますよ」


　今度はわかりました。
　スラムの道路の向かいのお宅のベランダからでした。

　洗濯物を干している途中でしょうか？
　太陽の光を浴びて、爽やかな風に長い髪をなびかせている姿は
　スラムを放浪してきたボクにとって、
　世界中で一番美しい女性に見えたのです。

　しかも「お手伝いできますよ」！！
　こんな言葉を言える人ってどのくらいいるんでしょう？
　
　多少逆光になっているところがまた良い。
　後光を背負っているようです。


　「あ、すみません。ちょっとわからなくて…」


　眩しい太陽の光に、片手をかざしてボクは女性に言いました。
　
　と、その時！
　かざした手の指の隙間から見えたものは！！

　なんと、下半身もあらわな聖母の姿だったのです。


　聖母の立つベランダには、プライバシーを守るものなど無く
　下から見上げるボクに、スカートの中が丸見え状態だったのです。

　白いスカート…が
　ふわふわと風になびき
　太陽の光を透かし
　まるでスカートの中に電灯があるように
　明るく、そしてくっきりと…


　丸見え…（ポッ）


　しかし、そのあらわな姿に聖母はまったく気が付いていないのです。
　手摺に手をかけながら、道路に立つボクに優しい声をかけるのです。

　
　「この辺りは、わかりづらいんですよねぇ」


　あぁ、どうする？
　どうするボク！

　２階から話し掛けられているのに
　下を向くわけにもいかないし…。
　かといって上を見れば、思いっきり下半身直視だし…。


　もしもし、下半身丸見えですよ？


　そんなコト言えるかーっ！！
　あ～、どうしよう？
　このまま見ちゃっていいって事？？

　ムフー♪
　だってしょうがないじゃん！
　たまたま、こんなシチュエーションになちゃったんだし。
　ボクが悪いわけじゃないもんね。

　そう、不可抗力だよ。
　目に入っちゃったって事だよね。

　そうそう。
　これは、仕方の無い事だから…
　ちゃんと上見て話しましょうムフフ。


　その時…。
　ボクの後ろのスラムアパートの戸がガラガラッと開いたのです。

　どうやらスラムの大家さんみたいです。
　ほうきとチリトリ持ってスラムの掃除か？

　それに気が付いた聖母が、スラムの大家に挨拶すると
　スラムの大家が、ふっと顔を上げて


　「あら～！アンタ、スカートの中丸見えだよ！」


　って、言っちゃったのです。

　笑顔が凍りつく聖母。
　ボクと一瞬、目が合うと黙って部屋に入っちゃったのです。

　あ…、いや…
　何か言おうとしましたが、適当な言葉も見つかるわけなく…。
　スラムの大家を振り返ると


　「あ～、丸見えだったね。黙って見てたね？変態」


　変態変態ヘンタイ～…
　
　結局、教えてあげても教えなくても
　こんなシチュエーションに出会ってしまったら
　変態なんですか？？？

　でも…ま、いいか！　　

　
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    <title>2007年　あけましておめでとうございます</title>
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    <published>2007-01-01T08:30:58Z</published>
    <updated>2007-01-01T08:36:18Z</updated>
    
    <summary>明けましておめでとうございます。 昨年は、初めての経験をたくさんさせていただき ...</summary>
    <author>
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        <category term="柏城日記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        <![CDATA[明けましておめでとうございます。

昨年は、初めての経験をたくさんさせていただき
実りの多い年でありました。

同時に自分の時間も取れないほど
超多忙な一年でもありました。

本年は、飛躍の年にしたいと思い頑張っていきます。
サイトやメルマガも、もっと充実させたいと思っています。

これからもよろしくお願いいたします。
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    <title>メール便の配達</title>
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    <published>2006-11-06T17:30:26Z</published>
    <updated>2006-12-06T17:49:18Z</updated>
    
    <summary>宅配アスリートと名乗るからには、宅配便を制さなければ！ と、妙な使命感に燃えて去...</summary>
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        <category term="外伝" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        <![CDATA[宅配アスリートと名乗るからには、宅配便を制さなければ！

と、妙な使命感に燃えて去年から引き受けてしまったメール便ですが…

マジ忙しい！！！

なんなんでしょう？
荷物の配達の数倍の忙しさですよ。

荷物の配達の時は（メール便って気楽でいいなぁ）と思っていたものです。

だって、マンションでも階段登らなくていいんでしょ？
集合ポストにポイッて入れるだけだし。
判取り（認印）だって貰わないし、時間指定があるわけでもない。

自分のペースで出来るんだから、気楽でいいなと思っていたんです。

でも！
件数がハンパじゃない！

荷物だったら繁忙期だって200や300でしょ？
それだって死ぬほど忙しい思いして駆けずり回っての配達件数ですよ。
だけどメール便は、1，000件2,000件、当たり前！

これ、荷物やってる人はわかるだろうけど地図調べだってハンパじゃない。
しかも伝票無いんスよ。
モノがカタログとかですからね、貼り付け伝票見て仕分けして地図調べしなくちゃならない。

荷物に比べて、一個あたりの物量が軽い（カタログや書類ですから）っていっても、1,000件とかやってるうちに超疲れます。

配達に出てもキチンとルート組んでないと上手くいかない。
一時間に100や200という件数やるから10秒とかがもったいないワケですね。

そうすると、今まで気楽だなぁなんてメール便を見てたのが恥ずかしいっす。
自転車で何気なく配達してるメイトさんたち…恐るべし！

…でもま、慣れてくると結構出来ちゃうもんですねぇ。
最近は不在も代引きも時間指定も無いし、なんだかメール便っていいなと思い始めてます。

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    <title>モバイル版『TAKUHAI ATHLETE』製作中</title>
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    <published>2006-10-06T17:20:13Z</published>
    <updated>2006-12-06T17:29:26Z</updated>
    
    <summary>ナンバーポータビリティ制度の導入も始まりましたし、パケット定額という料金体系も定...</summary>
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        <category term="柏城日記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        <![CDATA[ナンバーポータビリティ制度の導入も始まりましたし、パケット定額という料金体系も定着してきたようなので、そろそろかな…と、モバイル版の制作を始めました。

実は、以前からリクエスト頂いていたんです。（嬉しいですね）

でも、いざ作ろうとするとキャリア別の表示はどうするかとか、いろいろと難問が…（汗）

さらに本業も忙しく（メール便まで引き受けちゃったから）なかなか制作ペースが上がりませんが、なんとかやってます。

どういう形でいくか！まだ悩みますが、結構楽しんでます。
ぜひ、楽しみにしていてください♪

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    <title>Yahoo!カテゴリに登録されました</title>
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    <published>2006-09-11T17:14:28Z</published>
    <updated>2006-12-06T17:19:25Z</updated>
    
    <summary>ブログを始めてから、ひとつの目標だった『Yahoo!カテゴリ』に登録されました。...</summary>
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        <category term="柏城日記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        <![CDATA[ブログを始めてから、ひとつの目標だった『Yahoo!カテゴリ』に登録されました。

登録先は
トップ > 芸術と人文 > 人文 > 文学 > エッセイ > 日記 > お仕事日記
です。（PC）

嬉しかったので、皆様に報告でした^^;

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    <title>宅配アスリートの悩み…</title>
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    <published>2006-09-10T17:38:36Z</published>
    <updated>2006-09-10T18:55:38Z</updated>
    
    <summary>宅配という仕事は、一日中外を駆け回る仕事っす。 一日中外にいるって事は…、一日中...</summary>
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        <category term="柏城日記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        <![CDATA[宅配という仕事は、一日中外を駆け回る仕事っす。
一日中外にいるって事は…、一日中「靴」を履いているって事です。

だから「靴」には気をつかうんですよねぇ。

まず、疲れない靴。

重い荷物を持って、ある時は階段を駆け上がり、
ある時は、延々と歩いて配達先まで向かう。

この、足にかかる負担を軽減するために、靴の役割は大きいです。
スーパーなんかで安売りしている靴と、きちんとしたメーカー品（言い方古ッ！）だと疲労の度合いが全然違います。

疲れを軽減してくれる靴は重要ですが、実はもっと重要な事があるのです。

それは「臭い」です。

一日中、靴を履いているので蒸れる蒸れる(+_+)
足ってすごく汗をかくんですよねぇ。
だから、靴を脱いだ時の臭いたるや…（泣）
とんでもない事になります。

仕事が終わって靴を脱いだ時に自分自身で「臭ッ！」と感じるんですから、傍に人がいたらもっと感じてしまうでしょう。

ボクはこれが我慢ならないんです。

だって人から「あの人臭～い」なんて後ろ指差されて言われていたら悲しいじゃないですか。
だから、「疲れない靴」も重要ですが「臭くならない靴」も重要なんです。
いや、むしろ「疲れていいから臭わない靴」が重要なんですよ。
　
　
宅配便っていろんな所に行くわけです。
なんたって、人様のお宅に配達するのが仕事なんですから。
　
玄関先で品物を渡して終わりならいいですが、家の中にあがって設置しなければならない荷物だってありますし、エレベーターのような密室での移動もあります。

そんな時に、足が異常に臭う人がいたら嫌じゃないですか。
スゲー臭い足の人が、家の中に設置で入ってきたら嫌ですよね。
いくら愛想が良くたって、足が臭いのは勘弁！！

だから「足の臭いがしなくなる靴」が欲しい！

で、ありとあらゆる努力をしたわけですよ。

例えば…「消臭スプレー」
これはスプレーの臭いがしてダメです。無臭でもです。

次に「クリーム」
足に直接塗るものですね。
でも、ダメです。こんな超強力な臭いには勝てません。

「活性炭」
定番ですな。靴底に敷いて臭いを取るってタイプ。
まぁ、そこそこ効果はありますが、寿命が短すぎです。
2日使えばもう効果が激減でした。20枚買って毎日交換とかしても維持費が掛かり過ぎ。

「木酸液」
これに漬けると良いそうで、やってみました。…みましたが、靴が死にました。

「酢」
上記と同様。

「なんだか忘れたけど脱いだ靴の中に入れる粉」
次の日に汗をかきだすと、滑って仕方がない。

「熱湯」
臭いの元は菌だから、熱湯で洗浄して乾かすと良い。なんてテレビで見たけど形は崩れるわ、何故だか臭いはきつくなるわで全くダメ。

「穴開け」
バイクのヘルメットからヒントを得たボク独自の方法。
靴の先端部分に穴を開けて側面にも小さな穴を開けておく方法。
空気の通り道を作るわけです。エアーベンチレーションですね。
…水が入ってどうしようもなかったです。入ったら最後「びっちゃびっちゃ」と一日濡れっぱなし。

もう他にもいろいろと試しました。
近くの専門店に売ってる全ての商品を試したといってもいいです。
通販もいっぱい買いました。

けど、どれも満足できなかったです。
結局、一番の方法は「靴を買い換える」だったんです。
しかし、そうすると靴にかかる費用がバカにならないんです。
安い靴だと疲れるから、結構良い靴を買ってますから…。

…ん？？
「だったんです」？過去形？

そうなんです！やっと見つけました！
やっと良いものを見つけたんです。

今までに費やした時間と費用はなんだったのか？
あまりにも良すぎて感動でした。

だってメンテナンス要らなくて、靴は臭いを気にすることなく靴の寿命まで履けて、人前でも臭いを気にすることなく靴を脱ぐ事が出来て…良い事ばかりです。

それがなんと、2,000円くらいで手に入っちゃうんですから！
（どこかの通販みたいな言い方だ…（汗））
　
　
▽臭いに悩む人必見（他にも効果があったもの）
『<a href="http://astore.amazon.co.jp/heyadepa-22" target="_blank">超強力に臭いを取ってくれます！！</a>』
　
▽一足分はこちら
『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00097C5TI/heyadepa-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">一足分でも十分効果あり</a>♪』
　
　
これは良いですよ～。
だって蒸れれば蒸れるほど臭いを取る効果が高まるんです。
宅配便だけじゃなく、営業マン、ブーツを履く女性にもおすすめです。

ま、個人差ってものはあるでしょうけど。
足の臭いに悩む人は一度試してみてはいかがでしょうか。

　
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    <title>メルマガ2周年～♪</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://takuhai-athlete.com/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=265" title="メルマガ2周年～♪" />
    <id>tag:takuhai-athlete.com,2006://2.265</id>
    
    <published>2006-08-30T16:32:37Z</published>
    <updated>2006-08-30T16:50:03Z</updated>
    
    <summary>この8月で、メルマガ『TAKUHAI ATHLETE　ハンドルを握ったサルと愉快...</summary>
    <author>
        <name>neo</name>
        
    </author>
    
        <category term="外伝" />
    
        <category term="柏城日記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        <![CDATA[この8月で、メルマガ『TAKUHAI ATHLETE　ハンドルを握ったサルと愉快な仲間たち』が、発行2周年を迎えました！

うひ～！
そんなになるんですねぇ。

ただ…最近は【超・繁忙期】が続いていて、メルマガの発行どころかサイトの更新も出来ない状態が長く続いていて申し訳ないですm(__)m

メルマガの方は、毎日ちょこっとずつ書いてますので、もうそろそろ新エピソードをお届けできるかなァと思っています。もうちょっとお待ちくださいね！

サイトでも『秘密兵器　キャノピー』の報告もあるし、『駐禁問題』でも書きたい事がたまってるし…。
そうそう！便利グッズを発見したんですよ。使ってみてよかったらサイトで書いてみようかなぁと思っていたんですが…、これが最高だったんです。

宅配便だけじゃなく、営業マンや外での仕事の人必見ですよ。
あ、これから秋へ向かうと女性の方にも必需品になるかも♪

その報告も詳しくしますね。
もうちょっと頑張れば少しは仕事の量も減ってくると思います。
そしたらまたガンガン更新していきますからね～。

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    <title>vol.56～58　『想い出幽霊』</title>
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    <published>2006-07-25T15:42:07Z</published>
    <updated>2006-07-27T17:22:30Z</updated>
    
    <summary>　都会に住んでいる人は、そうですねぇ… 　闇、なんて知らないのでしょうね。 　真...</summary>
    <author>
        <name>neo</name>
        
    </author>
    
        <category term="宅配便・バックナンバー" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        　都会に住んでいる人は、そうですねぇ…
　闇、なんて知らないのでしょうね。

　真の闇…。

　かすかな灯りさえない漆黒の闇。
　当然人間の目ん玉なんて役にたたないですな。
　なあんにも見えないんですから。

　そんな闇の世界でもね、
　いるんですよ…。
　闇には闇の住人がいるんです。
　
　お天道様の下で暮らしてる分には
　想像なんて事もしないで済んじゃうんですがね。

　だけど…
　ひょんなきっかけで覗いちゃうこともあるんですな。

　闇の世界を。
　
　

--------------2005/07/25～27 発行　第56号～第58号-----------------------
        <![CDATA[======================================
■ハンドルを握ったサルと愉快な仲間たち
======================================

　『想い出幽霊』


　【序章】
　
　そろそろかな…？
　ボクは車の時計を見た。
　２２：００を過ぎたところだ。
　よし、いいだろう。そろそろ行こう。
　ボクはドアを開けて、クルマから降りた。

　こんな時間に、ボクは何をしているかというと
　今夜は深夜便の配達があるのだ。
　
　夜間便ってのは、１８：００～２０：００くらいの配達で
　深夜便ってのは、２２：００～２４：００という時間帯。
　めったに無いけれど、たまにはある。

　ま、嫌な配達ですよ。
　特別手当が出るわけじゃなし
　残業手当なんて上等なものなんてあるはずもない。


　出来ればこんな時間の配達なんてしたくない。
　実際、今日の配達は夜間配達の分も含めて
　１８：００を少し回った頃には、すでに終わっていた。
　そんな時間に終われるのは珍しい。
　
　だからこんな日は、さっさと帰って休みたかった。
　たまには早く帰って一風呂浴びて
　テレビで野球でも見ながらビールを飲む。

　そんな普通の事ができる
　数少ない日だったというのに。

　
　しかし、どうしてもと
　当日配達の深夜便が入荷してしまったのだ。

　そんなわけで、ボクは約４時間もの間
　クルマの中でラジオを聞きながら
　この誰もいない駐車場で時間を潰していたというわけだ。
　
　
　
　【第一幕　闇】
　
　
　帰りたかったのにはワケがある。
　今日の配達が早く終わったからという理由だけではない。
　この配達先の場所に問題があるのだ。

　ここに配達がある時、ボクは決まって日中に配達する。
　どんなに時間指定が厳しくても、だ。
　ここに配達がある時には、なんとか時間を工面して日中に配達する。
　
　
　それは何故か？
　
　
　理由は簡単だ。
　それはここが「墓場」だから。
　
　
　誤解の無いように言っておくが
　墓の住人に配達があるわけではない。
　その先の家に配達があるのだ。
　
　その家は「大庄さん」というお宅なのだが
　墓を通らなければ、家に辿り着けない場所に建っている。
　
　道路から山に向けて建っているお寺の奥に位置するお宅という事だ。
　お寺は、裏山を墓としているが、
　なんとその墓所の奥に大庄さんのお宅は建っているのだ。
　
　他の道からのアプローチは出来ない。
　そもそも、このお寺自体がかなりの山に建っている。
　主要な道路からクネクネと。
　まるでこのお寺専用の道路を上がらなくてはならない。
　
　その突き当りがこのお寺だ。
　
　つまり大庄さん宅へは、お寺の裏山に広がる墓場を抜けるしか
　訪問はできないという事になる。
　
　
　だから…帰りたかった。
　大庄さん宅の配達は、
　どんなに忙しくても日中に終わらせたいという気持ちが
　わかってもらえるだろうか？
　
　
　
　クルマから降りると、急に心細くなった。　
　当然だが、辺りは真っ暗だ。
　遥か下の車道を通るクルマの音も聞こえてこない。
　
　しかも今夜は、あいにくの曇り空だ。
　月明かりさえ味方してくれない。
　
　やはり…足を進めるのに躊躇してしまう。
　夜のお寺はやっぱり怖い。
　怖いが配達しなければ帰れない。
　
　
　しかたなく歩を進める。
　
　踏みしめる玉砂利の音だけが響く。
　お寺の入口の街灯の光が、ボクの影を薄く長くのばしている。
　
　こんな時に限って、自分の書いたメルマガを思い出してしまう。
　「真夏の夜と都会の海」「昭和から来た男」など…。
　
　今にも、開襟シャツを着た黒ブチ眼鏡の男が
　目の前に現れそうな恐怖を覚えた。
　
　
　カサ。
　
　ビクッ！
　何？何の音？
　
　
　心臓が飛び出すほど驚いて
　辺りを見回す。
　
　しかし何の音もしない。
　風で落ち葉でも舞ったか？
　辺りはしんと静まりかえっている。
　それはそれで怖いのだが。
　
　闇はそれだけでボクに恐怖を与える。
　しかも場所が場所だ。
　違う世界に迷い込んでしまったような錯覚さえある。
　
　
　再び歩き出す。
　
　
　裏山の墓には本堂をぐるっと廻らなければならない。
　いよいよ緊張が高まってくる。
　　
　こういう時は、
　「何かの角を曲がる」という、なんでもない行為がとてつもなく怖い。
　
　曲がった先に何か居るんじゃないか？
　開襟シャツの男や…分身みたいなモノが。
　はたまた闇の住人か。
　
　恐怖に身を縮めながら
　なるべく大きく本堂を回りこむ。
　　
　…なにもいなかった。
　ホッと胸を撫で下ろす。
　
　しかしそこには
　僅かながらも届いていた街灯の灯りさえ本堂の影となり
　灯りのまったくない世界が広がっていた。
　
　
　ここを抜けていくのか…。
　
　
　墓場の入口には、とくに門なども無いのだが
　そこからは闇なんだと、はっきりと分かる線がボクには見えていた。

　思わず、ぶると身が震えた。

　さて…ぐずぐずしていても始まらない。
　さっさと配達してしまおう。
　ボクは再び歩を進めた。
　
　
　歩いていると思ったより怖くなかった。
　辺りが暗くて全く見えなかったからだ。

　墓場だとわかるから怖いのであって、
　それが見えないのであれば、怖くもなんともなかった。
　街灯も届かないくらいの闇が、逆に味方しているようだった。

　さあ、早く配達を済ませてしまおう。
　ボクは、砂利の小道をじゃりじゃり足音を立てて歩いた。

　しばらく行くと二股に分かれる地点があった。
　右の道は、大きな木があり日中でも薄暗いが近道だ。
　左の道は、遠回りになるが開けていて遠く道路も見える。
　
　
　さて…。
　どちらを進むべきか。
　
　　
　ふっ…。
　真っ暗なのに、薄暗いもへったくれもないよな…。
　
　
　ボクは苦笑して、右の道を進んだ。
　
　
　足元に気をつけながら進んでいたので
　下ばかり見ていた。
　ふと目を上げると、大庄さんのお宅はすぐそばに見えていた。
　窓の灯りが見える。
　
　
　もうすぐ…だな。
　
　
　そうしてまた足元に目を移した時、視野の隅で、ふわと何かが動いた。
　
　
　ん？
　
　
　恐怖も薄れていたボクは、その方向を向いた。
　大きな木の傍だ。
　
　
　そこに…人がいた。
　
　
　真っ暗な闇の中に白っぽい服を着た女性がいた。
　闇の中に浮き上がるように。
　こちらに背を向けて、ただひとりで女性がそこにいた。

　こんな夜中に…。
　一体何をしているのか？
　まさか、墓参りなのか？
　
　
　
　そう思っている時に
　足元で子供の声がした。
　
　
　「最近、いつも来てるんだよ」
　
　
　最近いつも…？
　こんな時間にか？
　
　
　そこでボクはやっと気が付いた。
　
　
　子供の声？

　何故？

　全身に鳥肌が立つ。
　
　
　子供が居るわけないじゃないか。
　こんな時間に。こんな場所に。
　後ろから来たのなら足音がしたはずだ。
　
　
　ふふ…。
　
　
　ああ、どうしよう。
　子供の甘えたような笑い声がする。
　すぐ足元で。
　
　
　だめだ。

　振り向くな。

　だがボクは、ばっと足元を見た。
　　
　
　何も…いなかった。
　声も聞こえない。
　恐怖で凍りついた。

　思わず足を引きずり、後ずさった。
　じゃじゃと砂利が音を鳴らす。
　
　
　その時、
　真っ暗な闇の中で、
　白っぽい服を着た女性が
　ゆっくりと、こちらを振り向いた。
　
　
　
　【第二幕　子供】
　
　
　闇の中で、女性はゆっくりと振り向いた。
　が、ボクの居る所まで振り返ることはなかった。
　
　ボクにはまるで気が付いていないようだ。
　
　子供に対する恐怖もあったが、ボクは思わずしゃがんで身を隠した。
　禍々しい気配を感じる。
　あの女性に見つかりたくない。
　
　
　しかし、しゃがむと子供と同じ目線になってしまう。
　さっきの子供がまた来たらどうする？
　激しい恐怖が全身を駆け巡った。
　
　　
　さっきの子供はなんなのだ？
　どこから来てどこへ行ったのだ？
　何故、あの女性が毎日来ている事を知っているのだ？
　あの子供も毎日ここに居るという事か？
　あの子供は…あの子供は誰なのだ？
　
　
　この暗闇の中から
　今にも目の前に現れて
　同じ目の高さから「にい」と笑う顔を想像して
　気が遠くなりそうだった。
　
　
　来るな来るな！
　
　
　目を瞑って恐怖に身を縮めていたが
　それっきり何の物音もしなかった。

　しばらくそのままで硬直した後
　ボクは恐る恐る辺りを見渡した。

　なにも…いない。
　子供は消えたままだ。

　そして女性が居る方を覗いて見ると
　女性はそこに居た。
　さっきと同じ姿勢で同じ方向を見ていた。

　大庄さんのお宅を見ているようだ。
　
　
　闇に浮かぶ白い横顔がここからでもよく見えた。
　
　
　あれ…？
　あの女性は…。
　ボクはその女性に見覚えがあった。

　木村さんじゃないか？
　
　
　じっと大庄さんの方向を向いている横顔は
　よく配達に行く、木村さんのその顔だった。
　
　
　なにしてるんだ？
　
　
　ボクはこの時だけは、子供の事も忘れ
　身を低くしたまま木村さんを凝視した。

　木村さんはまったく動く気配も無く
　ただ、大庄さんの家の方を見ている。

　暗闇の中で。
　ただひとりで。
　
　
　大庄さんの玄関が開く音がした。
　
　
　その瞬間、さあと明るくなった。
　雲が晴れたのだ。
　月明かりが辺りをやわらかく照らし出した。
　
　
　
　【第三幕　回想】
　
　
　木村さんは、７０歳くらいの一人暮らし。
　少し足が悪い。
　花が好きなのかな？
　生花の配達が多い。

　木村さんのお宅は新興住宅地みたいな
　洒落た家が立ち並ぶ一角にあるが
　木村さん宅は平屋の小さな家だ。

　それでも、うらぶれた感じはまるでなくて
　むしろ、良い味出してるなぁと感じるし
　近所の家よりも、よほど木村さん宅みたいな家に住んでみたいと
　思わせるようなセンスの良い家だ。

　結構広い庭があって
　いつもそこには大きな木が茂り、花が咲いていた。

　木村さん本人も年齢を感じさせないような人で
　一見するとお嬢様という印象を受けるような人だ。

　しかし性格は明るく
　いろんな話題を出しては笑わせてくれる。
　どうも水商売でもやっていたんじゃないかと思うほどに
　話し上手だ。

　そうか。
　たぶんそうだな。
　きっと何処かでお店でもやっていたんだろう。
　
　家に収まっているから
　物静かなお嬢様に見えるけれど
　話し出した姿を煌びやかな場所に移せば
　何処かのママといってもおかしくない。
　いや、その方がピッタリくる。

　そんな話好きの性格だから配達員としては多少困る事もある。
　配達するたびに「ちょっと上がっていきなさいな」と
　話し相手にされてしまうのであった。
　
　
　
　生花の配達がほとんどだから
　まずは、「この花はね…」と始まる。
　そしてどんどんと話は脱線していく。

　困った事に、その話があまりにも面白く
　ボクも配達を忘れて夢中になる。

　そんなある日だった。
　木村さんが言った。
　めずらしく身の上話をしてきたのだ。
　
　
　「アタシ」木村さんは自分の事をアタシと言う。
　私でもあたしでもない。アタシだ。
　そんなところもママっぽいのかもしれない。
　
　
　「アタシはね、ずっと想ってる人がいるんだよ」
　
　
　ご亭主の事か？
　そういえば木村さんの表札には一人分しか名前がない。
　亡くなったのだろうか？
　
　
　「違うよ。アタシはずっと独り者だもん。他に良い人がいるの」
　
　　
　結婚はしなかったそうだ。
　若い頃に大恋愛をしたらしい。
　相手は若くして出世したエリート。

　やはり木村さんはお店をやっていたそうだ。
　それもかなり高級な。
　お店が高級なら、お客も高級。

　そんなお客の中の一人だったという。

　すぐに付き合いが始まり
　彼の優しく頼りがいがあるところに
　木村さんは夢中になった。

　彼も木村さんを大事にしてくれて
　毎日夢のような日々だったという。
　一時は結婚の約束まで交わしたそうだ。

　しかし…。
　もろくもその夢は崩れ去る。
　ドラマによくある展開になったそうだ。
　
　
　あんなに優しくしてくれたのに
　出世街道まっしぐらだった彼は
　その階段を上がる度に、少しづつ離れていったそうだ。

　悲しい結末だ。

　それでも木村さんは悪く言わない。
　
　
　「いろいろと…事情ってものがあるもの」
　
　
　その時の想いが強烈過ぎて
　他の人とは一緒になれなかった。
　以来ずっと一人で生活してきた。
　たった一人の人を想い続けて。

　そんな昔話だった。
　
　
　立ち上がった木村さんは庭にある木の傍に行った。
　
　
　「夾竹桃だよ。あの人が贈ってくれたの。
　　プレゼントに苗木を寄こすなんてね」
　
　
　そう言って少し笑った。
　
　その夾竹桃は今は庭に植えられて
　大きく成長していた。
　
　彼がお気に入りだった木だそうだ。

　そしてすぐ脇にある小さな花を指差して
　
　
　「それでこっちが蝦夷菊。アタシが好きな花。
　　菊が好きだなんて変わってるだろう」
　
　
　夾竹桃に寄り添うように蝦夷菊が咲いている。
　木村さんはそこに自分の夢を映したのだろうか？
　
　
　「あんたはあの人に似てるよ」
　
　
　一瞬ぽかんとした後に
　ボクは顔が赤くなった。
　
　　
　「いやだよ、この子は！赤くなったりして。変な事考えたろ？」
　
　
　まるで少女のように、軽くぶつ真似をして木村さんは大いに笑った。

　木村さんにとってその人への想いは長い事続いたのだろう。
　実際今でも想い続けているのかもしれない。

　ところが続く言葉にボクは驚いた。
　
　
　「でもね、この前その人死んじゃったんだよ…」
　
　
　彼には当然のように家庭があった。
　だから葬式にも行かなかったそうだ。
　いや、愛人というわけでもないから、行こうと思えば行けたのだが
　
　
　「…あの人の家族なんて見たくないからね」
　
　
　そう木村さんは言ったのだ。
　
　
　
　【第四幕　光】
　
　
　そんな木村さんが何故こんな時間に墓場にいるのか？
　何か見てはいけないものを見てしまった感じがした。

　大庄さんの玄関が開いた音でボクは大庄さんのお宅を見た。

　玄関から、ちらちらと小さな灯りが揺れる。
　懐中電灯のようだ。
　そしてその光はゆっくりと墓の方に降りてくる。
　どうやらこちらへ来ようとしているようだ。

　木村さんはどうしているのかと思って見ると
　そこにもう姿は無かった。
　
　
　どこへ行ったのだろう？
　
　
　ボクは立ち上がって辺りを見渡した。
　どこにも見当たらなかった。

　近づいてくる懐中電灯の光がボクを捕らえた。
　　
　
　「○○運送さんですか？」
　
　
　大きな声がかかる。
　わざわざ迎えに来てくれたのだろうか？
　ボクが返事を返すと、大庄さんは墓を横切って近づいてきた。
　
　
　「こんな時間に本当に申し訳なかったですね」
　
　
　大庄さんの顔が分かるほどになってから
　ボクは、やっと一息つけた。

　やわらかな月明かりの下
　大庄さんは、ボクのクルマまで送ってくれた。

　墓場には何の変化も起こらなかった。
　
　
　
　
　【第五幕　真実】
　
　
　それからしばらくした後のある日。
　ボクは木村さんの近所の配達で大変だった。

　お香典返しが大量に入荷したのだ。
　住宅が密集している地域だから、クルマを停めて
　お香典返しを大量に抱えて歩いて配達していた。

　何軒か配達しているうちに配達先のお客さんから言われた。
　
　
　「あぁ、この辺全部でしょう？大変ね
　　木村さんもまだまだ若かったのにねぇ」
　
　
　木村さん…？
　
　
　まだ不在票も書いていなかったので気が付かなかったが、
　このお香典返しの差出人の苗字は木村さんだった。
　
　
　「あ、あれ？木村さんってあそこの木村さんなんですか？」
　
　
　一人暮らしだと思ったが…
　誰か他にも住んでたのか？
　
　
　「そうなのよ。一人暮らしだったでしょう？
　　親戚が来るまでわからなかったみたいよ」
　
　
　え…？
　じゃあ、木村さん本人ということか？
　亡くなったのか…。

　お香典返しの差出人は「木村」だが
　男名前になっている。親戚の人なのだろう。
　
　
　
　え！？
　ちょっと待て。

　お香典返しが来るって事は四十九日過ぎてるのか？
　あの墓場で木村さんを見たのはいつだった？
　そんな一ヶ月以上も前だったか？
　
　
　頭が混乱してきた。

　そんなに前じゃなかったはずだ。

　あれは、いつだった？
　
　
　いや待て。
　あの時、駐車場にはボクしかいなかった。
　他のクルマは停まってなかった。

　足の悪い木村さんが、一人であの山を登ってこられるはずがない。

　それじゃ…あれは…？
　
　　　
　「もう二ヶ月も前になるのねぇ」
　
　
　やはり…。
　
　
　「誰も手入れしないから、庭のお花も雑草に埋まってるわね」
　
　
　なんてこった…。

　あの時の木村さんは亡くなった後だったというのか。
　ボクが見たのは…木村さんの幽霊だったというのか。
　
　
　「毎日来てるんだよ」
　
　
　背筋がぞくぞくしてくる。
　あの時の子供の声が浮かんできた。
　あの子供は…誰だ？

　あの子供こそ、あそこで何をしていたんだ？
　まさか…あの子供も？
　
　木村さんが立っていたあの場所は…
　あれは…木村さん本人の墓の前だったのか？
　それとも、もしかすると…彼の墓の前だったのか？

　葬式にも行けず、ただただ思い出の彼を思い続けて…。
　足が悪いから。
　墓参りにも行けず。
　いや、行けたとしても人目を忍ぶしかなかっただろう。

　そうして死んでからもなお人目に付かない深夜に毎晩通っていたのか。

　そうなのか？
　やっと逢えるようになったのか？
　死んでからやっと毎晩会えるようになったのか。
　
　
　「○○寺で全部やってもらったみたいよ」
　
　
　あのお寺だ。
　
　
　　
　
　【最終章　夾竹桃】
　
　
　大庄さんに配達がきた。
　もちろんボクは陽の高い日中に配達に向かった。
　
　今日のボクは迷わず、右の道に進む。
　昼なお薄暗い、大きな木がある道の方だ。

　大きな木は「夾竹桃」だった。
　木村さんのお宅にあった木だ。
　引き込まれるような赤い花が幾重にも咲いている。
　
　夾竹桃の幹に花言葉を書いた札が下がっている
　
　
　『綺麗な薔薇に棘があるように
　　美しい花を咲かせる夾竹桃には毒があります。
　　花言葉は「危険」「ご用心」などです』
　
　
　…木村さんから離れていった彼の好きな木か。
　
　
　木村さんが立っていたのは…この辺りだ。
　目の前には立派な墓石がある。
　周りを圧倒するような大きな墓だ。
　
　
　木村さん…。
　この人が優しかったあの人かい？
　毎晩通っているんだってね。
　子供が教えてくれたんだよ。

　やっと自由なのかな。
　彼も逢えて喜んでいるのかな。
　
　
　あの暗闇の中でしゃがんだように
　ボクは墓の前でしゃがんでみた。

　もしかしたら、またあの子供の声が聞こえるかもしれない。
　そうあって欲しくないと思いながらも
　聞きたい気持ちもあったのだ。

　しかし、太陽の下では何も起こらなかった。
　ボクはあの闇の時の事を考える。

　あの子供の事はまだ謎だ。
　なにをどう考えてもわからない。
　やはり亡者だったのだろうか？

　ボクは子供に問い掛ける。

　木村さんは毎日来てたんだろう？
　彼に逢いに来てたのかい？
　楽しそうだったのかい？

　…そして君は誰なんだ？
　
　　
　しゃがんだまま、じっと墓を見つめる。
　夏の訪れを告げるように蝉が鳴いている。
　
　
　
　

　ぱんと膝を叩いて立ち上がった。
　
　
　いいじゃねえか。

　世の中には不思議な事もある。
　突き詰めれば案外簡単な理屈なのかもしれないが
　ボクにはわからない。

　ボクの世界の中では
　ボクが分からなければ
　ボクの未知の世界と同義だ。
　
　あの夜、ここでボクはそれを見た。
　闇の住人なんかじゃない。
　頑なに、ひとりの人を愛した人の夢を見たんだ。
　
　
　それでいいじゃねえか。

　ボクは歩き出した。
　目の前に大きな夾竹桃がそびえている。

　その夾竹桃の樹の下で蝦夷菊が小さく咲いていた。
　
　木村さんが生前よく言っていたな。
　
　
　「蝦夷菊の花言葉はね『思い出』とか『美しき追想』なんだよ。
　　あの人をずっと想ってるアタシのことみたいだろう？」
　
　　
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【想い出幽霊　完】
　
　
　
<font color="#009900">◇編集後記</font>
　
　この話をデポで他の配達員に聞かせた時に

　「だから言ったじゃん。
　　柏城さんの仲良くしてた
　　木村さんの家で葬式やってたぞって。」
　
　そう言われました。

　そんな事、言われたかなぁと思ったのですが
　頭の片隅に残っていたのかもしれませんね。
　木村さんは亡くなってると。

　だから深夜の配達の時に
　怖い怖いと思っている闇の中で幻を見たのでしょうか？
　
　「夾竹桃」は「きょうちくとう」と読み
　葉が竹のように細く、花が桃の花に似ている事で
　この名前になったようです。
　綺麗な花ですが毒があるそうです。

　「蝦夷菊」は、外来の花で「アスター」と呼ばれている菊の一種です。
　
　
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    <title>vol.55　『謝恩会エレジー』</title>
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    <published>2006-07-25T14:32:31Z</published>
    <updated>2006-07-25T14:39:01Z</updated>
    
    <summary>　荷物を配達すると、嬉しい事に 　たまに「チップ」をいただける事があるんです。 ...</summary>
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        <name>neo</name>
        
    </author>
    
        <category term="宅配便・バックナンバー" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        　荷物を配達すると、嬉しい事に
　たまに「チップ」をいただける事があるんです。

　金額言っちゃうと、いやらしいですが、
　５００円とかくれる人が多いですね。

　「ごくろうさま。これでジュースでも飲んで！」

　そんな風な言葉と一緒にチップを渡してくれるんですが
　チップよりも、あたたかい言葉をかけてくれるのが嬉しいですよね。

　ま、最近は通販全盛期みたいな感じで
　宅配便＝通販商品みたいな図式になっていますから
　チップをいただける事も少なくなりましたけどね。

　だって通販頼む時って送料無料のところを選ぶのも
　賢い買い方ですもんね。チップ渡したら意味ないですもん。

　ただ、家具のような大型商品だと
　チップをいただける確率も高いです。

　
　そう、今回はチップにまつわるお話です。
　
　
--------------2005/06/15 発行　第55号-----------------------
　
        <![CDATA[======================================
■ハンドルを握ったサルと愉快な仲間たち
======================================

　『謝恩会エレジー』

　
　その日の工場長は上機嫌でした。
　いつもなら、仕事が終わると
　さっさと更衣室に直行して、帰る準備をするのに

　その日は、帰ってくるなりデポのみんなを集めて言ったのです。

　
　「予定が無い人は残ってくださいねぇ！」


　なんだよ、いきなり。
　本社に行って、なんか情報掴んできたとでもいうのかい？

　工場長は大型家具などの運搬専用の配達をしています。
　以前にもお話しましたが、
　彼はその手先の器用さから工場長と呼ばれています。

　大型家具は、デポ内に置いておけない商品もあるので
　家具の運搬専門の工場長は
　本社の配送センターに毎日寄るシフトになっています。

　なので、そこで何か重要な情報でも仕入れてきたのかと思ったのです。


　ところが、工場長はしきりに時計を気にしています。
　それに、気持ち悪いくらい上機嫌です。

　デポにいる他の配達員も事情が飲み込めずに
　ただ、工場長の言いなりでイスに座って
　工場長が何を話すのか待っていました。

　しばらくするとデポの中に寿司屋の出前のバイクが入ってきました。
　
　
　「お～！時間通り！」


　バイクを見て工場長は嬉しそうにドアの方へ走っていきました。
　出前のバイクがデポの事務所のドアに横付けされるやいなや、
　工場長は大きな声で


　「ど～も！すみませんね、時間指定なんかしちゃって。」


　寿司屋？出前とったの？
　何だかわからないけれど
　工場長は、凄く上機嫌です。
　
　寿司屋の旦那さんも、上機嫌でオカモチから寿司桶を下ろしてます。

　驚くのはその量です。
　一番大きいサイズじゃないかなと思うほど巨大な寿司桶が
　次から次へと事務所内に運び込まれてきたのです。

　その数なんと５つ！
　
　いつも「金が無ぇ、金が無ぇ」と嘆いている工場長なのに
　一体どうしたというのでしょう？

　ニコニコ顔で支払いを済ませて、事務所内に入った工場長に
　みんなが一斉に問いかけました。


　「どうしたんだ？寿司なんかとって？」

　「おいおい、自分で送別会でも開こうってのか？」

　「なんか…気味悪いな。」

　「本社で貰ったデポ費、使い込むつもりか？」


　そんなこんなを言われても工場長はニコニコしています。
　そして、まぁまぁと言わんばかりに両手を広げて
　みんなを制止しました。

　　
　「え～、本日はお疲れ様でした！
　　今日は、日頃お世話になってる皆様に、
　　僕からささやかなお返しをしたいと思って
　　残っていただきました」

　「だから、何なんだよ？この寿司は？」

　「いや、お世話になってるお返しで…」

　「お前がこんなに金持ってるわけねぇだろ？」

　「へへへ…。実は○○さんにチップ貰っちゃって」




　○○さんというのは、ボクの配達エリアのお客さんです。
　このお客さんは、もの凄いんです。


　何が、もの凄いのか？


　例えば。
　通販で品物を買うとします。

　すると、大抵の場合、
　届いた品物には「オススメ」の商品が載ったカタログも同封されてきます。

　このお客さんの凄いところは、
　そのカタログに載っている物ほとんど全てを買ってしまうのです。
　ほとんど全てっすよ！？

　そして、お客さんの口癖はこうです。


　「また買い尽くしたわねぇ。次のシーズン早く来ないかしら」


　通販カタログって年に４回とか来ますよね？
　そのワンシーズンの商品を買い尽くして
　次のカタログが配布されるのを待ってるのです。


　どうっすか？
　凄過ぎでしょ？

　さらに武勇伝は続きます。


　カタログにある商品を、ほとんど全て買い尽くすわけですから
　配達もハンパじゃありません。
　毎日のように品物が届き、毎日のように配達しているのです。

　そして配達するたびに「チップ」をくれるのです。
　しかも！そのチップの金額が変わってる。

　例えば１万５０００円の代金引換の品物を届けたとします。
　すると２万１０００円を渡してくるのです。


　変でしょ？


　最初は、いろいろ計算してみたりしましたよ。
　どうにか区切りのいいお釣り銭になるのかなと。
　でも、そうじゃなかったんです。

　必ず、「一万円札を出して、プラス千円を渡す」のです。

　そして、お釣り（今回の場合は）６０００円を…
　なんとチップとしてくれちゃうんです！！！


　　２１０００円
　－１５０００円
　───────
　　　６０００円


　１９８００円でも、１２００円…。



　もちろん断りますよ。
　だけど…だけど、断るたびに


　「え～、じゃもう買わない！これはあなたに対してのお礼なの」


　なんて言われちゃうんです。
　それでも、いらない受取れないと言うと
　デポまで届けにきちゃうんですよ！


　凄過ぎ…。　


　ただし！
　このお客さんの配達は条件があります。


　『配達は必ず午前１１：００から１５分まで。
　　品物があるときは１０：００までに連絡。』


　という決まり事があるのです。

　これさえ守れば、いつも機嫌よく対応してくれますが
　事前連絡をしないと怒りの電話がデポに入ります…。

　正直、１５分単位の時間指定は厳しいですが
　チップをもらうためなら…
　いやいや！それさえ守れば完了するわけですし、
　ま…もちろん…チップももらえるわけですし…。ハイ。


　
　話を工場長に戻しましょう^^;

　そう、今日工場長はそのお客さんの所に配達に行ったんだそうです。
　やはり、通販のお洒落なサイドボードを届けるために。

　工場長も、そのお客さんの噂は知っていたのですが、
　配達は初めてだったそうです。

　

　今日の代金は、８万３０００円。
　
　工場長の期待は高まりました。
　何といっても、そのお客さんの方程式でいけば
　９万円プラス千円を渡されて、お釣りは８０００円。
　そしてそれがチップになる！！

　…こんなヨコシマな考えはイケナイですけど
　やっぱり、期待しちゃうんでしょうねぇ。
　８０００円あれば、ホカ弁を１６回も食べられますからね。
　ま、工場長の場合はクルマのパーツ代に消えるんだろうけど。

　ただ、気になるのは配達に行った時に
　何だか不機嫌に迎えられた事です。

　朝、電話したにもかかわらず
　頼んだ覚えはないんだけど…そう言われたそうです。

　しかし、お客さんも何を買ったのかわからないくらいなので
　首を傾げながらも、設置場所を指示したそうです。

　なんだか不機嫌な気分にさせたようでチップは諦めたそうですが、
　無事に家具の設置も完了して代金の受け渡しになると、
　お客さんから渡されたのは…


　『１０万１０００円』


　へ？
　１０万と千円？
　なんで？

　９万１０００円じゃないの？（いや、それも普通じゃないけど（笑））

　しばらく頭を捻らせて考えてもわからなかったので
　工場長は、確認したそうです。


　「え～と…。８万３０００円なんですが…。ちょっと多い…」

　「こんなに重い物を運んでもらったのだからいいのよ。
　　ビールでも買って。」


　そう言われても金額が大きすぎるので
　躊躇はしたそうですが…
　こうして目の前に、お寿司があるわけですから…
　貰っちゃったという事だよね、工場長。


　「それでお前、寿司の出前取ったっつーのかよ」

　「はい！自分一人でチップ貰うの悪くって…」

　「だけど…金額大きすぎねぇか？大丈夫か？」

　「はい！大丈夫です。みなさんどうぞ！」　　
　
　
　そんなわけで皆一斉に、お寿司を頂き始めました。
　ま、多少（いいのかなぁ）という不安もありましたが
　目の前の食欲には、何も敵わないのです（笑）

　工場長は、結婚式の新郎新婦の親みたいに
　寿司に、むしゃぶりついている先輩配達員に
　ジュースのお酌をして廻っていました。



　しかし…悪夢はすぐそこに迫っていたのです。

　工場長が、お寿司を小皿に取り
　電話番の事務員に渡そうとした時に、悲劇は幕を開けました。

　
　「○○さん（事務員）も、どうぞ！」


　工場長が、そう言った時に電話が鳴りました。


　…クレームです。


　自分が悪いわけでもないのに、
　電話を受けた事務員は、申し訳無さそうに言いました。


　「え～と…。
　　商品配送の問い合わせなんですけど…
　　あの…その……
　　今日配達予定の荷物が届かないと…。
　　８万３０００円のサイドボードが、まだ届いていないと…。
　　朝、電話があったのに、何故まだ届かないんだと…。」


　皆の寿司を持つ手が一斉に止まりました。
　そして、皆ゆっくりと工場長に目を向けます。

　一気に重苦しくなったデポ内に
　事務員の申し訳無さそうな言葉が続きました。


　「△△さんっていうお客さんですぅ…」


　チップのお客さんと同姓です…。
　配達員の一人が、サイドボードの完了伝票を確認します。

　
　「…チップの○○さんと近所だよ。誤配…か？」


　泣きそうな顔の工場長が、
　寿司の皿とジュースを両手に持って、立ち尽くしていました。
　
　
<font color="#FF0000">◇編集後記</font>

　工場長は『誤配』してしまったんですねぇ。
　朝、電話かけたのは、正しい配達先ですよね。
　注文書を見て電話しているのですから、当たり前です。

　しかし、有名なチップのお客さんと近い住所だったことから
　工場長は、すっかり勘違いして配達してしまったわけです。
　
　チップの事ばかり考えていたからでしょうか。
　同姓で住所が近い事での、完全な思い込みによる誤配。
　普通、家具など大型商品ではこんな誤配はありえないのですが
　カタログを買い尽くすくらいのお客さんの家に
　運悪く誤配したために、お客さんも気がつけなかった。

　そんな事件でした。

　いやぁ、あの後はデポ中真っ青になりながら
　全員で誤配の処理にあたりました。
　
　チップの行方ですが…
　工場長は泣きべそをかきながら、
　必死で謝りながらお客さんに返したのでした。
　
　

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<entry>
    <title>ブログの女王で放送されました！</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://takuhai-athlete.com/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=262" title="ブログの女王で放送されました！" />
    <id>tag:takuhai-athlete.com,2006://2.262</id>
    
    <published>2006-07-14T17:31:43Z</published>
    <updated>2006-07-16T14:36:21Z</updated>
    
    <summary>7月14日　25:30から（正確には15日） 『 TAKUHAI ATHLETE...</summary>
    <author>
        <name>neo</name>
        
    </author>
    
        <category term="外伝" />
    
        <category term="柏城日記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        <![CDATA[7月14日　25:30から（正確には15日）
『 TAKUHAI ATHLETE 』が、『 ブログの女王 』で放送されました。
　
　
テレビを見て、来てくれた皆様ありがとうございます！
初めまして、宅配アスリート柏城　信一です。

このサイトでは、テレビで放送されたエピソードの他にも
笑える話から怖い話まで、50本以上掲載しています。
ぜひ、楽しんでいってくださいね。
　
　
今回、放送されたエピソードは

<font color="#669999">●</font>『<a href="http://takuhai-athlete.com/archives/2005/04/vol07.html">パン粉とサンゴ</a>』
おじいちゃんのお話ですね。

<font color="#669999">●</font>『<a href="http://takuhai-athlete.com/archives/2005/04/vol07_1.html">お届け物はレストランへ</a>』
自分の居る場所に届けろというお話。

<font color="#669999">●</font>『<a href="http://takuhai-athlete.com/archives/2006/06/vol45.html">タイムマシンなら問題解決</a>』
子供の洋服のお話です。飯星さん空き缶を手で潰しまくってましたね。
手を切っちゃうんじゃないかとハラハラしちゃいました。

<font color="#669999">●</font>『<a href="http://takuhai-athlete.com/archives/2006/06/vol52.html">クリスマスと星の笑顔</a>』
横浜ベイスターズのストラップのお話です。

でした。
　
限られた時間の中で、すごく面白く紹介されていて良かった！
ブログの女王のスタッフの皆さんありがとうございました♪
　
ふっ…でも、アニメになったボクがぁ～（泣）
た、確かにメガネはかけてるけど…
　
でも…面白かった！！
　
　
　
▽その他のエピソードはこちらから
1.カテゴリページから（サイドバーの「The list of …」に一覧が表示されます）
└【<a href="http://takuhai-athlete.com/archives/takuhai_athlete/cat6/">宅配便・バックナンバー</a>】
2.データベースから（作者：柏城の簡単な概要付きです）
└【<a href="http://takuhai-athlete.com/archives/2005/08/takuhai_athlete_3.html">TAKUHAI ATHLETEデータベース</a>】


『ブログの女王』　金曜２５時３０分～ 
公式ホームページ：http://www.tv-tokyo.co.jp/b/
メインＭＣ ：眞鍋かをりさん
ＭＣ ：山崎樹範さん

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    </content>
</entry>

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    <title>ブログの女王 に TAKUHAI ATHLETE登場！</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://takuhai-athlete.com/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=261" title="ブログの女王 に TAKUHAI ATHLETE登場！" />
    <id>tag:takuhai-athlete.com,2006://2.261</id>
    
    <published>2006-07-07T14:06:20Z</published>
    <updated>2006-07-07T16:43:02Z</updated>
    
    <summary>なんと！TAKUHAI ATHLETE が、テレビで放映されます。 『ブログの女...</summary>
    <author>
        <name>neo</name>
        
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        <category term="外伝" />
    
        <category term="柏城日記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        <![CDATA[なんと！TAKUHAI ATHLETE が、テレビで放映されます。

『ブログの女王』という番組をご存知でしょうか？
様々なブログを紹介していく番組なのですが
この 『ブログの女王』 に 『TAKUHAI ATHLETE』 が登場します！


『ブログの女王』　金曜２５時３０分～ 
　公式ホームページ：http://www.tv-tokyo.co.jp/b/
　メインＭＣ ：眞鍋かをり
          ＭＣ ：山崎樹範

さて、どんな風に紹介されるのでしょうか！？


放送日は7月14日（金）です。

＊地域によって放送日は変わります。

ぜひ見てくださいね♪

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    <title>vol.54　『我こそは正義の味方・浄化マン』</title>
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    <published>2006-06-08T17:02:38Z</published>
    <updated>2006-06-09T12:13:06Z</updated>
    
    <summary>　今回のお話は、特別にメルマガで書いてる「編集後記」も合わせてお届けします。（5...</summary>
    <author>
        <name>neo</name>
        
    </author>
    
        <category term="宅配便・バックナンバー" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        <![CDATA[　<font color="#FF0000">今回のお話は、特別にメルマガで書いてる「編集後記」も合わせてお届けします。（5月18日号）</font>

　みなさんはご存知でしょうか？
　６月からは駐車違反の取締りに、民間も入るそうなんです。
　
　これまでの駐車違反取締りというと
　まず、チョークで警告印をタイヤにつけて
　後でまた見回りして、まだ同じ場所に駐車していれば取り締まりっていう
　感じでしたよねぇ。

　ところが今回からは、即刻です。
　いいですか？『即刻違反』なんですよ！

　デジカメで違法車両を撮影、端末から道路状況、ナンバーを送信。
　そして違法車両にステッカーをぺタッと貼って完了。

　たかがステッカーだと侮ってはいけません。
　勝手に剥がして、とぼけりゃいいやって考えは通用しなくなります。

　なんと！
　出頭しなかった場合には、クルマの所有者が罰則を受ける事になり
　さらに悪質な場合は、次回の車検が通らなくなる措置をとられるのです。

　駐車違反は厳しくなりそうですよ。

　実は配達する側の人間としては、
　駐車違反車両が減る事は大賛成なんです。
　そりゃあそうですよ。配達しやすくなりますからね。


　ところが、取締りの教習のテレビを見ていたら…

　なんと！
　なんと！！
　なんとッ！！！


　『宅配業者も取り締まる！（引越屋も）』


　と強く言ってるじゃありませんか！

　
　なにッ！！
　そもそも、違法な駐車の取り締まりでしょ？

　そりゃあ、宅配便のドライバーにもアホな停め方する輩はいますよ。
　しかしねぇ…真面目な宅配便を取り締まったら流通が停滞しますよ？
　
　だって配達先は、車の「横付け」出来る所とは限らないんですよ。
　階段の先だったり、細くて車が入らない道の先だったり…
　そんな時はどうします？
　どこかに停めて行かなきゃならない。でしょ？
　
　それに交差点近くのマンションだったら？
　宅配便専用の駐車場を用意しているマンションなんて一握りですよ。
　交差点に堂々と路上駐車も出来ないから、少し離れた場所に停めますね。

　集荷の時は？
　結構時間掛かるんですよ。

　そんな時に違反取られたら？

　しかも民間でしょ？
　即刻取締りでしょ？
　
　これじゃ宅配便なんて出来ません！！

　確かに「アホな停め方する宅配便ドライバー」はいます。
　えぇ、いますよ。メルマガやサイトでも書いてますよ。
　
　でも、宅配便業者全員じゃないでしょ？
　
　熟練の宅配便ドライバーは邪魔にならないように
　駐車も考えているはずです。

　ある意味、「路上駐車しなければ仕事にならない仕事」なんですよ。



　…今回の宅配アスリートは、そんな路上駐車にまつわるお話なんです。
　
　
--------------2005/05/18 発行　第54号-----------------------
　]]>
        <![CDATA[======================================
■ハンドルを握ったサルと愉快な仲間たち
======================================

　『我こそは正義の味方・浄化マン』

　
　ピーッ、ピッピッ！
　
　住宅街の配達のしていると、何やら笛を吹く音が聞こえてきました。
　規則正しい笛の吹き方で、まるで警察官の誘導の時の「それ」みたいです。
　
　しかし、ここは住宅街でネズミ捕りなんてやるような場所ではありません
　だからこの時ボクは、小学校でなんかやってるのが風に乗って聞こえてき
　てるんだろうなぁと思っていました。

　そう思っていたのですが、
　その正体は交差点で、まさに交通整理をしている笛の音でした。
　
　しかし、笛を吹いていたのは警察官ではありませんでした。
　かといって地域の指導員という風情でもなく
　どこにでもいる普通のオジサンです。


　（何やってるんだ？）


　このエリアを何年も配達していますが、はじめて見る光景です。
　
　趣味…っすか？

　こんな交差点とも呼べないくらいくらいの小さい十字路で
　交通整理など必要無いっしょ。
　だって笛を吹いている相手は自転車の子供ですよ。

　見方によっては、微笑ましい光景でもありますけど
　笛を吹くオジサンの表情は真剣そのものなんで笑っちゃいます。
　というか、自転車の子供相手に何やってるんだぁ？
　
　…ま、いろんな人がいますからね。



　ボクは、スピードを落として十字路に差し掛かりました。
　「ピッ」とか真剣な眼差しで笛を吹かれたら、
　ちょっと微笑んでみせちゃうか、と思っていたくらいでした。

　そして案の定、十字路に進入したボクに笛吹きオジサンは
　「ピッ、ピピーッ！」と笛を吹いてきたのです。

　しかし、片手でボクを激しく指差しながら
　ありったけの肺活量で笛を吹きまくってきたのです。
　そのあまりの激しさに、ボクの用意していた微笑は固まっちゃいました。


　（何？なんなの？その激しさは？）


　だって顔が赤くなるくらいスゲー勢いで笛吹いてるし
　釈由美子ちゃんバリのポーズでボクを指差してるし…。
　そんなに真剣に…何だってーの一体？
　
　そう思って、思わずブレーキを踏んでしまうと
　オジサンはそれがサインのように、
　ボクに向かって真っ直ぐに向かってきたのです。

　ツカツカツカ！
　まさにそんな感じで歩み寄ってきます。
　そして…


　「なーにやってんだ！シートベルト着用ッ！！」


　ボクのクルマの横まで来たオジサンは、そう叫んだのです。


　「は？」


　確かにボクはシートベルトしていなかったのですが…
　あれ？このオジサン、警察官だったのかな？私服？
　そんなわけないよな。

　じゃ、そんな言われ方される筋合いないよ。


　だけどまぁ、軽く「すみませ～ん。配達中なんですぅ」と
　かわしていこうと思ったのですが…

　そのオジサンいきなり、持っていた警棒（？）で


　「ガンッガンッガンッ！！」


　と、ボクのクルマのボディを叩いたんです！

　配達に使っているクルマとはいえ、百数十万円も出して買った車に
　「ガンッガンッガンッ！！」は、ないでしょう！？

　ちょっとこれには頭にきましたよ。



　さらに、オジサンは続けて怒鳴ってきたんです。


　「シートベルト着用義務違反ッ！…今回はまだ時期じゃないからよかった
　　ものの、それでも６月からはオレがキッチリ取締りするからなッ！」


　…あ～あ、勘違いも甚だしい。
　６月からは…って駐車違反の取締りが民間になるっていうアレでしょ？
　シートベルトの違反まで取り締まるなんて聞いてないよ。

　ね、こうした勘違いする人が、絶対出てくるんですよ。
　民間人も取り締まれるとテレビで見たかなんかして
　じゃ、オレもいっちょやったるか！みたいな人。

　勝手に自己流で取締りの真似事でもすればいいけど
　今はボクだって、カッカしてますよ。
　なんたって「ガンッガンッガンッ！！」とやられたんですから。

　だから言ってやりましたよ。


　「器物損壊罪ッ！今、棒で叩いたろ？冗談じゃないぞ」


　ドアを開けてクルマの外に出るとボディの状態を確かめました。
　幸い、何処を叩いたのか判別できるほどの傷などは付いていなかったので
　すが、カッカしているボクは「あ～あ、凹んじゃってるよ」と言って、オ
　ジサンの住所氏名を聞こうと振り返ってみると…

　いないっ！？

　凹んでる所を確かめている振りをしている間にオジサンはいなくなってい
　たのです。

　く～！なんという不覚。
　こんな事をするオッサンを懲らしめてやりたかったのに…
　後ろ向いてる間に逃げられるとは…まるでコントのようだ…。

　ちきしょ～。
　ちょっと悔しい…。
　自分の頭をポカポカと叩きたい気分です。

　仕方がないので次の家に配達に向かいました。
　次の家は、その十字路から３・４軒先の家でした。

　クルマを配達先の家の前に横付けして停めて、インターフォンを押すと
　お客さんは在宅していました。
　
　宅配便ですと告げて、門を開けて玄関まで向かいました。
　玄関までは５・６メートルほどですか。つまり道路からはボクの姿が見え
　なくなるわけです。逆の言い方をすれば、ボクからは道路が見えない。


　その僅かな時間にあんな事になっていようとは…。


　お客さんに荷物を渡してクルマまでもどってみると…！
　なんと、クルマのフロントガラスにデカデカと紙が貼ってあったのです。


　「違法車両！駐車場に入れろ！」


　な、な、なんだこりゃ！

　思わず辺りを見渡すと、さっきの十字路の所でさっきのオッサンが立って
　いたのです。


　「今度は駐車違反かッ！警察に連絡しておいたからなッ！」


　そう言って角を曲がって走り去ったのです。

　…子供か、オッサン。
　馬鹿らしくて追いかける気にもなりませんでした。

　この僅かな時間に警察に連絡って事もないだろうけど…
　まったく腹が立つ！

　ガムテープで貼ったフロントガラスの紙を剥がして
　くしゃくしゃに丸めて助手席にポンッと投げ入れ、次の家に出発しました。


　


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

==========
■編集後記
==========

　今回のお話はいかがでしたか？

　実際、この他にも「駐車場に入れろ」と何度言われた事か…。
　決して邪魔になるとは思えない所に遠慮がちに停めてるのに、
　配達先の家の前なのに、その家のお客さんから言われたり…。

　だから、６月から始まる民間の取り締まりは怖いんですよね。
　絶対頑固な人がいそうですから。

　だいたい、宅配業者まで取り締まるのっておかしくないですか？

　ボクら宅配業者は、配達するたびに違反切符切られなきゃならなくなる
　なんて…。おかしいでしょう。
　免停にでもなろうものなら仕事できないんですよ。

　それとも、いちいち駐車場に入れて配達するんですか？
　ヤ○トみたいに台車便で出来るほど軽い荷物だけじゃないんですよ。

　配送先が重点地域（警察は取り締まりの地域をＨＰで公表するらしい…）
　になっていたら、遅配とか絶対出てきますよ。
　
　
　もし、もしですよ、今危惧しているような事態になったら
　こんな事が冗談ではない事態になるかもしれませんよ？
　宅配業者も生活かかってますからねぇ…。


　◆事例１

　「宅配便です」

　「ごくろうさま」

　「え～と、品物はこちらになります」

　「はい、ハンコ」

　「ハンコの他に代金がかかってます」

　「代引じゃないでしょう？」

　「代金引換ではないですが…、駐車違反になるので一番近くの駐車場に
　　車を入れました。その料金が２０分１００円です。それとその駐車場
　　からはタクシーで来ましたので、それが６６０円。さらにお宅に来る
　　ために５件分の時間を消費したので損害金として５００円。
　　以上で１，２６０円になりますね。あ、帰りのタクシー代はサービス
　　します（笑）」



　◆事例２

　「もしもし？○○運送さん？うちの荷物届いてないんだけど。
　　昨日の期日指定してあったはずだけど、どうなってんの！？」

　「あ～、そのお荷物ならこちらで保管しています。
　　昨日はそちらの地域は駐車取締りの重点地域でしたので、
　　配達できませんでした。」

　「何言ってんだ！そんな理由通ると思ってんのか！」

　「法律ですから。重点地域には宅配業者も駐車出来ませんから。
　　警察のほうへクレーム入れてください。」

　
　まぁ…、そんな事にはならないと思いますが（笑）


　ただし！
　それでも届けろというのは、やっぱりおかしいですよ。
　宅配便業者は違反切符切られても、
　荷物を配達しろというのは一方的な見方であると思いますよ。

　宅配便業者が考える問題だろうという意見もあるとは思いますが
　それでは、宅配料金は跳ね上がると思いますよ。

　でも、「値上げするな！そんな事は消費者の問題じゃない！」
　とか言う人が大勢なんでしょうねぇ。
　
　跳ね上げられない宅配業者は淘汰…。
　そしてそこに「郵政民営化」が導入される。

　郵政民営化の問題の時にさんざん議論されましたよねぇ。
　地方の郵便局はどうなる？と…。地方どころか…。

　今ここでボクの意見を詳しくは言いませんが、
　この駐車違反の問題（宅配業者取締り）と郵政民営化が重なれば…
　おのずと日本の流通の未来が見えてくると思いますが。

　いずれにしろ、この６月から始まる民間の「即・違反」はおかしい。

　宅配業者まで取り締まる（引越屋も含む）のは、
　日本国民全員にかかわる問題です。


　「ちょっと銀行に…」
　
　「ちょっとコンビニに…」

　「駐車場に入れるの面倒だから…」

　「すぐ済むから駐車料金もったいないから…」


　この「ちょっと」の迷惑駐車が引き起こした問題なんです。

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    <title>vol.53　『自由な空へ　～強風の贈り物～』</title>
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    <published>2006-06-08T16:59:49Z</published>
    <updated>2006-06-09T12:12:17Z</updated>
    
    <summary>　風の日。 　何故だか風の日は嫌な事が起きたり、 　調子が出なかったりするんです...</summary>
    <author>
        <name>neo</name>
        
    </author>
    
        <category term="宅配便・バックナンバー" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        <![CDATA[　風の日。
　何故だか風の日は嫌な事が起きたり、
　調子が出なかったりするんですよねぇ。

　（バックナンバー　vol.14　<a href="http://takuhai-athlete.com/archives/2005/06/vol14.html">『風の日はご用心！？』</a>参照）

　そんな日に、ある大仕事を任されてしまった新人の「マルオくん」
　彼にとっても風の日は嫌な思い出の残る日になるに違いありません。

　今回は純情な新人配達員に起きた、かなり悲惨なお話です。
　
　
--------------2005/02/13 発行　第53号-----------------------
　]]>
        <![CDATA[======================================
■ハンドルを握ったサルと愉快な仲間たち
======================================

　『自由な空へ　～強風の贈り物～』

　
　「８５万円！？」

　朝の慌しいデポの中で、いきなり新人のマルオくんが大声をあげました。
　
　マルオくんは、つい先月にこのデポにやってきた新人さんです。
　何年か前の繁忙期でバイトに来た事がありますが、
　運転免許を持っていなかったために仕分けやトラックの助手として
　このデポで頑張っていた青年です。

　そのマルオくんが免許を取得したので、
　今度はドライバーとして働きたいとやってきたのです。

　丸っこい体に人のよさそうな顔立ち。
　性格はおとなしく、謙虚で真面目な彼はすぐに採用されたのでした。

　そのマルオくんが突然大声を上げたのは
　今日配達する代金引換の荷物の代金が８５万円という額だったからです。

　これほどの代金引換はめったにありません。
　当然、配達経験の浅いマルオくんにとっては初めての経験です。


　「む、む、む、無理ですぅ！数えられないですよぉ」

　「ばかいうな！８５枚くらい数えられるだろうが」

　「い、いや、そういう意味じゃなくて…緊張しちゃいます！
　　お、俺、いっぺんに５万円くらいしか持ったこと無いですもん」

　「仕事だよ、シゴト！しゃんとしろよマルオ！」


　マルオくんと所長が言い合っています。
　マルオくんは、どうしてもそんな大金を持ち歩きたくないようなんです。
　確かにそう思うのも無理はないですよね。
　自分のお金ならともかく、お客さんから一時預かるお金ですから。
　責任重大ですもん。

　しかし、最近の配達では代金引換は当たり前の時代ですから
　そんな事でビビッていても困っちゃいます。
　
　毎年２～３月の学生の制服の配達時期になると
　１日に総額４００万円とかの代金を持つ事もしばしばあります。
　１件で８５万円は確かに高額ですが…
　そんなにビビッていると、本当に落としたりしちゃうぞ。


　---------------------------------------------------


　そんな心配が現実になってしまいました。
　
　８５万円の代金引換の配達先は、高層マンション群の中の１２階でした。
　強風の吹く中、マルオくんはビクビクしながら配達に向かったのです。

　風の日は、何故だか良くない事が起こるものなんです。
　（バックナンバー　vol.14　『風の日はご用心！？』参照
　　http://takuhai-athlete.com/archives/2005/06/vol14.html）


　（不在不在、不在であってくれ～…頼む～）


　頭の中でマルオくんは、そう祈っていたそうです。
　明日はマルオくんの休日だから、今日不在ならば明日の配達になる。
　そうすれば自分は８５万円のプレッシャーから逃れられると思ったのです。
　どうしても８５万円という大金を預かるのは嫌だったようですね。

　ところが人生、そんなに甘くはないんですよね。
　いたんですよね。
　事前連絡しても在宅していなかったお客さんが、運悪く（いや丁度良く？）
　マルオくんと同じエレベーターに乗り合わせてしまったのです。

　マルオくんが大事そうに抱えている荷物を見たお客さんが
　エレベーターの中で声を掛けてきたそうです。


　「あら？それウチのかしら？１２０５室ですけど…」


　不在であってくれ～と必死で祈っていたところに
　突然に声を掛けられたマルオくんは、
　一瞬にして頭の中が真っ白になりました。


　「は？」

　「１２０５室の○○ですけど…、それウチの荷物？」

　「○○…さん？８５万円の？」

　「やっぱりそうですか。今帰って来たんです。
　　丁度良かった！お金用意してありますから」


　…残念ながらマルオくんの必死の願いも虚しく
　代金まで用意されていたのですから、仕方がありませんよねぇ。
　マルオくん、覚悟を決めてお金預かってこようよ。

　エレベーターを降りて１２０５室まで行くと
　お客さんがお金を取りに部屋に入ってしまいました。
　
　玄関先で１２階の強風にさらされて待つマルオくん。
　これから起きる事を考えると徐々に緊張が高まってきます。


　（ま、まず、荷物を渡す。強風だから左手でドアを押さえる。
　　お金を貰う。数える。もう一回数える。落とさないように仕舞う）


　待ってる間も、頭の中でリハーサルをしていたそうです。
　いつも通りにすればいいのに…。
　マルオくんにとってたいへんな金額のために緊張し過ぎていたようです。

　こういう時に失敗は起きるものなんですよねぇ。
　可哀想なマルオ…。

　さぁ、ドアが開きました！
　リハーサル通りにちゃんとやれるか？マルオくん。
　まず、荷物を玄関の中に置かせてもらうんだよな？

　
　「お荷物を…」

　「えーと、８５万円よね？確認してね」


　マルオくんが荷物を置かせてくれと言う前に
　お客さんに先手を取られてしまいました！

　しかも封筒に入れられたお金をポンと渡されてしまったのです。
　空いていた左手で、その封筒を受取ったマルオくん。
　まず荷物を置くというリハーサル通りにいかない！？
　
　マルオくんの頭は真っ白になってしまったのです。
　
　真っ白になって次の行動を考えられなくなってしまったのです。
　あれほど嫌だった高額代金の引き換えの緊張が一気に高まりました。
　緊張の原因である８５万円が今はマルオくんの左手に握られているのです。


　落ち着けマルオ！


　しかし、真っ白に固まってしまったマルオくんの思考回路とはうらはらに
　マルオくんの体はリハーサル通りに動いてしまったのです！
　そう、荷物を置くために『左手でドアを押さえる』を実行したのです！

　左手には封筒に入った８５万円！
　当然、糊付けして封をしているはずもなく…
　ドアを押さえるために傾けた封筒から
　バラバラッと一万円たちが落ちていったのです。

　折りしも外は強風が吹き荒れる天候…。
　しかもここは１２階。
　封筒から流れ落ちた一万円札はマンションの廊下に着地する事なく
　次々と風に乗って自由な空に飛んでいってしまったのです。


　「あ～ッ！」


　青くなるお客さん。
　マルオくんも当然その状況を目の当たりにして、理解してはいたのですが
　理解するのと行動とが、緊張のあまりに同調出来なかったのです。

　青くなるお客さんの前で、マルオくんの取った行動は…


　「お荷物こちらに置かせていただきます。」


　いや、そんな事を言うつもりではなかったそうなんですが
　口からそう出てしまったのです。
　自分自身でも（馬鹿言うな！）と思ったそうなんですが…。

　しかし、人から見れば「何をのんきな事言ってるんだ？」という事です。


　「そんな事言ってる場合じゃないでしょう？
　　どうするの？全部飛んでっちゃったんじゃない？」


　青くなったお客さんでしたが、
　まだこの時は多少マルオくんに同情していたような感じです。
　しかし、マルオくんの次の一言がぶち壊してしまいました。


　「えーと、代金８５万円になります」

　「はぁッ！？」


　当然、烈火のごとく怒り始めたお客さん。
　みるみる客さんの顔色が青から赤に変わったそうです。

　
　「あなたにすでに渡していたでしょう？
　　あなたがお金を飛ばしたんでしょう？
　　あなたの不注意のために起きた事でしょう？」


　当然っす。


　マルオくんもそんな事を口にするつもりはなかったのです。
　すべては度の過ぎた緊張のために起きたことなんです。
　真っ白になったために
　体と口がリハーサル通りに動いてしまっただけなんです…。

　頭の中の冷静な部分では
（その時はその部分も冷静ではなかったでしょうが）
　大変な事になった！回収しなければ！と思ったそうなんですが…。

　後でデポに帰って落ち着いてからは
　「あの時には、スミマセンの一言も出なかったんです…」
　と、しょんぼりしていました。


　結局、飛ばされたお金の殆どは回収出来ず、
　大変な問題として役員から厳重注意を配達員全員が受けてしまいました。

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    <title>vol.52　『クリスマスと星の笑顔』</title>
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    <published>2006-06-07T16:57:29Z</published>
    <updated>2006-06-20T16:38:53Z</updated>
    
    <summary>　その年の盛り上がり方は凄かったです。 　ラジオもテレビも商店街もデパートも、 ...</summary>
    <author>
        <name>neo</name>
        
    </author>
    
        <category term="宅配便・バックナンバー" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://takuhai-athlete.com/">
        　その年の盛り上がり方は凄かったです。
　ラジオもテレビも商店街もデパートも、
　流れるBGMは『熱き星たちよ』ばかりでした。

　そう！言わずと知れたベイスターズの応援歌です。

　♪お～～お～おお～おお、よ～こはまべいすた～～ず
　あ～～つ～きほ～したちよ～～、れっつごぉ～！♪

　あぁ…懐かしい……。
　「また３８年後だよ」と何度言われた事か…。

　いやいやいや！
　来年はやります。牛島がやってくださいます！

　あ、いや話が逸れましたが…

　そう、３８年ぶりの優勝で
　街もどうしていいかわからないくらいのお祭り騒ぎの中、
　商店街から遠く離れたアパートの一室で
　ボクは小さな出来事に遭遇していたのです…。
　
　

--------------2005/12/25 発行　第52号-----------------------
　
        <![CDATA[======================================
■ハンドルを握ったサルと愉快な仲間たち
======================================

　『クリスマスと星の笑顔』

　
　仕事が終わってから歩く商店街。
　夜という事もありますが、配達中とは全然違う雰囲気です。
　その商店街の外れにある細い路地。
　この路地の先にボクの目的の店があります。

　華やかな商店街から取り残された空間。
　他にも店らしきものはあるのですが
　どうにも営業しているところをボクは見た事がありません。

　目的の店も看板すらまともに付いていないけれど
　店の中からは仄かな明かりと共に
　カコーン！という音が洩れてきます。
　そう、ここはプールバーなんです。


　「うひ～寒い！」


　ガラス張りのドアを開けると、
　いまどき珍しいかもしれない「カラン」という音と共に
　ボクの友人であるマスターが「いらっしゃい」と声を掛けてきます。


　「外、寒みーよ！すっげー。もう凍えそう」

　「じゃ、熱燗でもする？」

　「いや、いつもの」

　「『寒みー、凍えそう』じゃなかったのかよ（笑）」

　「う…。ま、そうなんだけど」


　ボクは熱燗はあんまり…得意じゃないんです。
　マスターは笑いながらカウンター下の冷蔵庫を空けて
　カウンターに落ち着いたボクにビールを滑らせてきました。
　

　「はいよ、温かいビール」

　「うるせー。ビールでも暖まるんだよ」


　と、言いながら瓶の口に乗ったライムをギュギュっと
　瓶の中に押し込んでからグッと一口飲んだとたんに


　「冷てー！！」

　「寒みーのにビールなんか飲むから（笑）」

　「そう思うんなら、何か暖かい食べ物でも出せってーの」

　「へいへい。ラーメンでも食う？」


　プールバーに来てラーメンはないと思うけれど
　ここは、そんなに気取った店じゃありません。
　なんてったって、いつもお客はボク一人きり。
　よく続いてるよなぁ…趣味？とでも尋ねたいくらいです。



　ボクがこの店に来るようになったのは、まだ高校生の頃です。
　今ではこの店のマスターになった友人と二人で来たのが初めてです。

　当時、ビリヤードが流行りまくっていて
　街のあちこちでビリヤード場がオープンしていました。

　今では信じられませんが、
　その当時はどこのビリヤード場も行列で
　３時間待ちなんていうこともザラにありました。

　ボクたち二人はビリヤードの魅力に夢中になって
　毎日のようにビリヤード場に通い詰めたものでした。

　そして…１０年ほど経ったある日、
　ボクは思い出したように無性にビリヤードがしたくなり
　この店に来たところ、なんと驚く事にその時の友人が
　この店のマスターになっていたというわけなんです。


　「お、そうだ。ラーメン待ってる間にこれでも見ててよ」

　「ん？何？…○○デパートのチラシ？」

　「そう。なんか買うと当たるんだ」

　「何が？」

　「ベイスターズの開幕戦のチケット」


　○○デパートで何か商品の購入をすると
　次の年の開幕戦のチケットがプレゼントされるというのです。

　これは欲しいッ！ぜひッ！


　「うおッ！欲しい！」

　「じゃ、何か選んどけよ。俺明日行って来るから」

　ま、そんな訳で特に買う物もなかったんですが
　マフラー持ってなかったんで値段も手頃だし、それにしました。


　---------------------------------------------------------


　繁忙期の超忙しい配達中のボクの足元に
　空き地から野球のボールが転がってきました。

　しゃがんでボールを取ると空き地から少年が走ってきました。


　「ありがとうございます」


　おお、礼儀正しいじゃないか。
　少年はボールを受取るとまた空き地へ戻って行こうとしましたが
　何故かボクのクルマの前でピタと止まりました。


　「どうかした？」


　ボクが声を掛けると少年は


　「横浜のファンなの？」


　ボクのクルマには横浜ベイスターズのステッカーが貼ってあるのです。
　少年はそのステッカーを見て言ったのでしょう。


　「おう、そうだよ」

　「僕も！僕ね、クリスマスにホッシーのストラップ貰うんだ！」

　「へぇ、よかったね」


　そう相槌を打ちましたが
　携帯ストラップ…？
　そんなもんでいいのか？
　それよりも携帯ストラップ必要なのか？
　その歳で携帯持ってるのかなぁ？

　
　「限定なんだよ。ゴールドホッシーだって！」


　よくわかりませんが
　ひとしきり横浜ベイスターズの話をしたり
　選手のモノマネをしたりした後に
　少年が空き地へと戻っていったので
　ボクは配達に向かいました。

　配達先は空き地の前の家です。

　何度も配達に伺っているお客さんで
　世間話もよくしているので
　ボクが熱烈なベイスターズファンだという事も知っています。

　
　「うちの子、野球の携帯ストラップが欲しいなんて言って…
　　携帯だって持っていないのに、なんでかしらねぇ。」

　「あぁ、あの子ですか？今、話したんですよ」

　「そう、ベイスターズに夢中なの。
　　携帯ストラップだったら安上がりで助かるんだけど
　　でも、何だか手に入らないみたいじゃない？
　　だから他のにしようと思ってるの。
　　ゲームボーイって人気あるわよね～。」


　ま、携帯ストラップと比べたらゲームボーイの方がいいんじゃない？
　ボクだったらその方が嬉しいなぁ。
　お客さんも「ま、私も欲しいなぁ～なんて思っちゃってるから！」と
　言っています。

　ゲームボーイをプレゼントする理由はそれか…。

　だけど…。
　さっき話してみた限りでは携帯ストラップを
　とても楽しみにしていたみたいだけど…。


　--------------------------------------------------


　クリスマス当日は予想通りの忙しさでした。
　当日必着のクリスマス商品が大量に入荷してきて
　繁忙期で疲れた体に鞭打つように体を動かして配達していました。

　昼に配達して不在だった家も含めて夜間配達を開始すると
　あのベイスターズファンの少年の家にも荷物がある事に気が付きました。
　ま、品物はプレゼントのゲームボーイではなくお歳暮でしたが。

　今頃は家族でクリスマスパーティの最中でしょうか？
　限定の携帯ストラップは手に入らなくても
　今年のクリスマスはゲームボーイだもん。喜んでるでしょうね。

　楽しんでる顔を想像しながらインターフォンを押しました。
　すぐに奥さんが出てきたのですがどうも様子が変です。

　家の奥からは、少年の大きな泣き声が聞こえてきているのです。


　（…ゲームボーイじゃ満足できなかったのかなぁ？）


　「ゲームボーイじゃイヤなんだって。
　　まったく…プレゼント渡して泣かれるんだから合わないわよ」

　「満足しなかったんすか～。いいのになぁ」

　「そうよねぇ。やっぱり私の物にしちゃおうかしら！
　　それにしても…なんとかストラップ手に入れれば良かったわぁ。
　　こんなに泣くとは思ってみなかったもの」


　限定ですからね…
　なかなか難しいですよ。
　まぁ、でもそのうちゲームボーイで良かったと言うんじゃないかな？

　
　そんな会話の最中に電話が鳴ったのです。

　まだ奥さんから受領印を貰ってなかったので
　後で掛けなおそうと思ったのですが
　奥さんが「いいよ出て」と言ってくれたので
　ちょっと玄関から出て電話に出ました。　

　電話の相手は冒頭の友人のマスターでした。


　「あのさぁ…言いにくいんだけどね」

　「なんだよ、何か悪い知らせ？」

　「うん…まぁ。この前の○○デパートの買物なんだけど…」

　「あー！まだ貰ってないぞマフラー。どうしたんだよ」

　「あ、それは買った。お前忙しくなっちゃって店に来ないから」

　「悪りいね。そんなに急ぐもんでもないからいいよ」

　「いや、それでねベイスターズの開幕戦なんだけど…」

　「当たったの！？」

　「いやぁ、俺勘違いしちゃって…。
　　開幕戦のチケットな…、実は福袋買うと当たるんだって。
　　つまり…年明けの買物なんだよね。無駄な買物させちゃったね」

　「…なんだ。そうなんだ。じゃ仕方ないね。福袋期待しようぜ」

　「ごめんなぁ。それでさぁ今回の歳末の売り出しでも懸賞やってて
　　他の品物が当たったんだよね。…いる？」

　「他の？何？」

　「限定のホッシーストラップ…」


　え？
　今、何と？
　なんて言った？


　「あ、いらないよな？優勝記念モデルだけど…」

　「いるーッ！いるいるいるよッ！限定のストラップだろ？いる！！」

　「え？なんだよ？そんなの欲しがるタイプじゃないだろ？」
　
　「欲しがるタイプだよ！もンのすごく欲しがるよ。
　　マジかよ！お前スゲーよ。タイムリーだよ。
　　代打で逆転満塁サヨナラホームランみたいだ！」

　「は？…はぁ？」

　「とにかくすぐ行く！そこにストラップあるんだろ？」

　「ス、ストラップ？あるけど…。
　　開幕戦のチケットじゃないよ…」

　「おしッ！１０分だ。１０分で行く！」

　「あぁ、…なんだかわからないけど待ってるよ」

　
　話し終わって玄関に入るとすぐさま奥さんが言いました。


　「聞いちゃった！お願い譲って！」


　へい、そのつもりでやんす。
　ま、とにかく急いで行ってきます。

　そして急いでクルマに向かって走っていると
　道の向こうから原付バイクが走ってきました。


　「柏城さ～ん、まだ配達っすか？」


　サンタの服を着た顔なじみのピザの配達員です。
　おお！なんてタイムリー！
　役者は揃ったな。


　「ピザの配達忙しいのか？」

　「いやぁ～、今日はこれで終わりっす。これから彼女のところに…」

　「じゃ、乗って！」

　「は？」

　「いいから付き合えって！」

　「いや、だから…彼女…」

　「あ、○○さん！（お客さんの名前）
　　バイクちょっと停めさせてくださいね。すぐ行ってきます」


　嫌がるピザ屋をクルマに乗せてアクセルをグッと踏み込みました。
　今からボクはクリスマスの夜を疾走するトナカイだ。
　プレゼントに向けて猛ダッシュしました。

　超特急で友人の店に到着して、
　ワケがわからず唖然としている友人からストラップを受取って
　またトナカイ号は超特急でお客さんの家に取って返しました。

　ピザ屋には、クルマの中で事情は説明しました。


　「クリスマスなのに…、
　　彼女をビックリさせようとしてサンタのままなのに…」


　ブツブツ言いながら彼女へ携帯で連絡していましたが
　「やりなよ！私も行く！」って言われたと、
　ちょっと泣きべそ状態でしたが
　最後にはやる気満々になっていました。


　お客さんの家の前に着くと、クルマの音に気が付いたのか
　家から奥さんが出てきました。


　「まだ、泣いてるのよ」


　そう言う奥さんに向かってピザ屋は胸を張って


　「まかせてください！」


　そう言ってスタスタと家に向かって歩き始めました。
　しかし、玄関ではなく窓の方です。

　
　「あの？玄関はこっちですけど…」


　そう言う奥さんにピザ屋は言いました。


　「サンタクロースは玄関から入らないのです。
　　煙突といきたいところですが、今日のところは窓からで」


　なるほどね。
　ピザ屋はやる気満々でした。
　ボクと奥さんはピザ屋のサンタの後ろから窓の方へ向かいました。

　すると…
　少年の泣き声のする部屋の前で立ち止まったピザ屋のサンタ。
　おもむろに窓を「コンコン」と叩きました。

　そして…（少年がサンタに気が付いたのか）大きな声で


　「メリークリスマス！○○くん！」


　と、言ったのです。
　残念ながらプレゼントの入った大きな袋は持っていませんでしたが
　さっき友人のマスターから受取った小さな紙袋をヒラヒラとさせて
　紙袋の中からストラップを取り出したのです。


　「○○くんのご注文は…ホッシーのストラップだったね？」

　「うわあー！！」


　その瞬間、少年の一際大きな声が聞こえました。
　一瞬、怖がって泣いたんじゃないか？と思いましたが違いました。

　ガラッと窓が開いて少年が飛び出してきたのです。
　その顔は満面の笑顔になっていました。

　
　「やったー！くれるの？」

　「キミが注文したんだろ？だからキミのものだよ」

　
　嘘！？
　ボクがまず思ったのは、
　こんなに簡単に少年は喜んじゃうんだ～という事でした。

　だって誰だってお芝居ってわかりそうなものなのに。
　ストラップを手にした少年は大喜びなんです。

　それとも少年はサンタクロースをまだ信じていたのかな？
　なにはともあれ、少年が喜んでよかった。
　　
　それにしても…ピザ屋のサンタ…。
　演技力あるじゃないか…（笑）

　格好だけじゃなくて、君は本当にサンタクロースだ！
　
　
　
　
　
　===　エピローグ　===

　
　その後、奥さんがピザ屋に言いました。


　「お礼にピザ取るわ！」


　でも、ピザ屋のサンタは


　「いや…だから今日はもう仕事終わってるし…
　　ピザ取ってもらっても俺は嬉しくないし…」


　と、もごもごと答えていました。
　さっきまでの元気は嘘のようでした。


　ピザ屋の彼女は近くに住んでいたみたいです。
　クルマの中からの電話で、すぐに家を出たのでしょう。

　ピザ屋のサンタが「メリークリスマス！」と言ったところから
　家の前で一部始終見ていたそうです。


　「ピザなんて取らなくてもいいですよ。
　　逆にこっちの方がいいもの見せていただきました。
　　この人があんな事出来るなんて…びっくりです！
　　いいプレゼント貰いました」


　そう言ってくれたのです。
　なんだかみんなが嬉しくなったクリスマスの出来事でした。



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