すごく楽しいサイトがあったんです。
この【TAKUHAI ATHLETE】と同じテーマのサイトでした。
宅配便のドタバタを記事にしているサイトでした。
あまり更新もされていないようでしたが
ボクはすごく楽しく読んでいたんです。
ところが…


コメントスパムに遭ったんです。
原因はそのサイトのオーナーが書いたひとつの記事でした。
「最近はクレーマーと呼ばれても仕方の無いクレームがある」
こんなテーマで書かれた記事は、多くの共感を呼んでいました。
「わたしの業界でも似たような事がある。がんばって!」
そんなコメントが多かったように思います。
それにこのオーナーは紳士的で控えめな記事でした。
しかし、ある人はこの記事に対して激しく反発していました。
自分の事しか考えていない、とても我儘な意見でした。
(例えば『引越屋は底辺の仕事なんだから100円で十分だ!』とか…)
それも何回も何回も…。
最初は、そこに来ていた訪問者が反論していました。
「あなたの意見はそうかもしれないが、ここの管理人には関係ない」
ところがそのコメントに火が付いたのでしょう。
激しい反発は、いつしか罵詈雑言となりオーナーを攻撃していったのです。
記事の内容や誤字の事、そしてサイトのデザインなどを中傷し
さらには人間として最低だと書きなぐっていたのです。
訪問者たちが反論していたのに気が付いたのか
オーナー自らが静かにコメントしたんです。
「私の記事が気に入らなかったのなら申し訳ない。削除いたします」
しかしそれで収まるどころか益々ヒートアップして
そして最終的に…
「このサイト自体削除します」
と、寂しい一言を残し、アクセスできなくなりました。
潰されてしまいました…。
いろいろな仕事の悩みを打ち明けられる気持ちの良いサイトだったのに。
この同時期にボクはメルマガを書いていました。
ボクは…、反論したかった。
でも、誰かがコメントする度に激しさを増すコメントに
ボクまで加わる事は出来なかった…。
あのオーナーが可哀相でした。
そして悔しかったんです。
もしかしたらメルマガにそんな気持ちが表れたかもしれません。
そうだったらこのメルマガをせっかく読んでくれている人に申し訳ない。
それが気がかりです。
よく「クレームはチャンスだ」と言います。
クレームを真摯に受け止めて、教訓にして、
そのお客さんに最上の誠意を見せれば、最高のお客さんになる。
さらにその教訓を今後に生かせばさらに良い会社になるといいます。
ボクもそれはわかっています。
しかし、それは仕事で生かす事。
ボクはサイトやメルマガではそういう事は抜きにして
家に帰って愚痴を言ったり、友達と居酒屋でぼやいたりするような
仕事抜きの素直な気持ちをサイトで出したいです。
「今日こんな事あってさぁ、参ったよ」
それを単なる愚痴ではなく、みんなが楽しめるようなサイトを作りたいです。
メルマガの初期の紹介文はこうでした。
「仕事に疲れたらこれを読んでみて。きっと元気が出るよ」
これがボクのスタンスです。
だから、なおさらあのサイトが潰れたのが悔しかった。
しかし、メルマガにその気持ちが出ていてのなら申し訳ないと思いました。
何回も書き直したけれど、なんだかいつもの調子じゃなかったように思います。
もし、不快に感じる部分があったなら謝ります。
~ボクの大切な読者さんたちへ 柏城 信一~