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vol.31 『ソレに付いてるティッシュの切れ端は…?』

 街中で見た女の人のスカートのファスナーが開いていたらどうします?
 これってなかなか男の人は教えてあげる事が出来ないですよねぇ。
 ボクには苦い思い出があるんですよ。
 中学生の頃なんですけどね、
 女の子のスカートのファスナーが開いていたんですよ。
 だから「おーいファスナー開いてるぞ~」と『教えてあげた』んですよ。
 それなのに隣にいた女の子が「なんてこと言うの!最低!」って…。
 教えてあげたのに散々な目に遭いました。
 こういうことって見ても見ぬ振りしなければいけない事なのかな?と
 思った出来事でしたね。
 
 今回はそんなお話です。  
————–2005/04/15 発行 第31号———————–
 
 


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■ハンドルを握ったサルと愉快な仲間たち
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 『ソレに付いてるティッシュの切れ端は…?』
 
 クレームで多いのが「いたのに!」と言われる事なんですよね。
 つまり、在宅していたのに不在票が入っていた。
 そういう事でクレームの電話もらう事が多いんですよ。
 昔は、こんな事ではクレームなんかにならなかった。
 「ごめんなさい。いたんだけど気が付かなかったわ」
 と、電話をもらって再配達するだけでしたよ。
 ところが今は違うんですよね。
 「なんでチャイムを押さないんだ!」
 「勝手に持って帰るな!玄関先に置いときゃいいだろ」
 「不在票だけ入れて帰った」
 こういったクレームがすごく多いんですよ。
 そんなケンカ腰に言わなくても…と思うくらい、ひどい言われようです。
 でもね、ちょっと考えて貰いたいんですよ。
 仮に100歩譲って「不在票だけ入れて帰った」としましょうか。
 という事は、荷物は配達員がまだ持っているわけですよね?
 不在票は入っているんですよね?
 その不在票には当然、連絡先として電話番号が入っていますよね。
 再配達にしろ、クレームにしろお客さんは電話を掛けられるわけですよ。
 すると、もう一回配達に行かなければならないわけですよ。
 そんな『2度手間』になる事を誰が好んでしますか?
 おまけに下手すりゃクレームになる事を。
 それに配達員って「歩合給」なんですよ。
 完了して初めてお金になるんです。不在ならお金にならない。
 だからいると分かってるのに不在票書いて帰っちゃう馬鹿な配達員は
 いないんですよ。チャイム鳴らして出なかったらドア開けて家の中に
 入って肩叩く…そんな事は出来ないですしね。
 主な原因は水道を使っていたり、洗濯機のそばにいたり
 掃除機をかけていたり、ベランダに出ていたり……。
 そういった事が多いんです。そういう事も考えて欲しいですよね。
 
 だから配達員も、メーターの回り具合とか新聞のたまり具合などを
 チェックしているものなんですよ。
 あとはドアに付いている『覗き穴』も見ますね。
 いや、外から覗き込むわけじゃないですよ。
 眺めてるんです。
 あれって部屋の中の光は漏れているから、覗いたとたん影が出来て
 覗いているのが分かるんですよね。
 逆に言うと一人暮らしの人なんかは、防犯の為にあの穴のところに
 ダンボールで目隠ししておいた方が良いですよ。
 ダンボールの上部だけテープで固定して。
 覗いて様子を見る時に、ペロッと上げて見るんです。
 部屋の中からの光さえ遮断しておけば外からは分かりませんから。
 一人暮らしの人はぜひ実行するべし!
 いや、なんだか話の流れが違う方向に行きそうでした。
 ま、そんな理由がありますからね
 在宅確認はしっかりやってますよという話です。
 ボクの場合は、出てこなかった場合に玄関前で電話をかけたりします。
 そうすると電話に出るケースが多いんですよね。
 チャイムでは出ないけど、電話には出る人が多いんです。
 まぁ、あのアパートへの配達はちょっと違いましたけどね。
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 荷物は、若い人が好む通信販売の会社からの品物。
 宛名には女性の名前が書いてあります。
 今日は平日で、荷物は若い人が利用する通販。
 女性名義の宛名。
 ボクの小さい脳がフル回転で、この難しい数式の答えを導き出しました。
 
 「不在だな、これは」
 女性と限らないですが、若い人の宛名で平日の配達は不在の確率が
 ものすごーく高いんですよ。おまけに通販だし。
 こんな昼間の時間は会社に行っているんでしょうね。
 案の定、チャイムを押しても出てきません。
 でも、今日必着のシールが貼ってあります。
 仕方ない電話するか。
 そう思って電話しましたが、部屋の中で鳴り響くばかりです。
 電話にも出ません。
 
 電話を切ると、思わず呟いてしまいました。
 「なんだよ、いないのか…」
 自分では呟いたつもりですから、小さな声だったはずです。
 しかし、だしぬけに部屋のドアが開いたのです。
 「いるよっ!」
 どわっ!びっくりしたー!
 ボクの声が聞こえてしまったんでしょう。
 なんとも間の悪いことです。
 でも、出てきた女の人を見てまたビックリです。
 黒いTシャツを着ているのですが、下半身がパンツ一丁!
 いや女性だから、下半身にはパンティ一枚のみ!と言うべきか。
 「え…!」
 ボクは突然現れた女性に驚き、
 「なんだよ」と呟いた言葉を聞かれた事にバツの悪さを感じ、
 パンティ一枚の姿に慌てて声が出せずにいました。
 でも、下半身パンティのみの女性は
 片手でドアノブを掴み、片手を腰にあてて仏頂面のまま立っています。
 すごく変な状況なのに、ボクは何か言わなきゃと
 「あ、あの宅配便です」
 と、間抜けな一言を言いました。
 しかし、見ちゃいけないと思うとなおさら、
 どうしても下半身に目がいきます。
 わざとこんな格好しているのか?
 もしかして人前でも平気なのかな?
 あ、それとも、誰かきた!と思ってドアから覗き穴を、
 そうっと見た時にボクが呟いた言葉を聞いて
 ムカついて思わずドアを開けちゃったのかな?
 いろいろ考えてしまうけれど、
 こういうのってとりあえず教えてあげた方がいいのか?
 でもなぁ、中学生の頃の苦い思い出があるからなぁ…。
 そうかっ!気が付かないふりしていればいいんだ。
 さっさと荷物渡して帰ろう。
 仏頂面の下半身パンティ女性にボクは言いました。
 「えーと、○○△△子さんでよろしいですか?」
 「はい」
 「こちらお荷物です。ハンコかサインをお願いします」
 以前メルマガで書いた通りに、ボールペンをサッと出します。
 ハンコ取りに行かれるより、この場でサインしてもらった方が早いから。
 下半身パンティ女性は、ボールペンを取ったもののサインをしません。
 じっと荷物に貼ってある伝票を見ています。
 「何コレ?アタシ頼んでないよ」
 「え?○○通販からなんですが…注文してないですか?」
 「アタシの名前だけど…」
 そう言っていると、奥から今度は男性が出てきました。
 「あー俺が買ったんだ」
 …出てきた男性もトランクスのパンツ一丁。
 「なんでぇ?アタシの名前勝手に使わないでよ」
 「っていうかお前!なんて格好してんだ!」
 「え?」
 やっと気が付いたのか、この下半身パンティ女性は
 やおらボクを見ると「キッ!」と睨みつけたあとに
 「わかってるんなら教えなさいよっ!」
 そう言い捨てて奥へダッシュで消えました。
 そんな事言われたって…ねぇ?
 あ、ボールペン持って行かれちゃった。
 しかし男性までパンツで出て来るこたぁないでしょ。
 なーにやってたのかなぁ?んんー?(笑)
 「あー、いくら?」
 下半身パンツ男が聞いてきます。
 「いや、代引きになってないですよ、ハンコだけで」
 「あっそう?」
 ところがこの下半身パンツ男、
 よく見るとパンツの脇から何やら怪しい物体が覗いている。
 んんー?こ、これは?
 ま、まさか…男性の大事な部分…?
 「おーい、ハンコあるかー?」
 振り向いた時に、その物体がニョリッと顔を出したのです。
 おまけに付け根の方にはモシャモシャっと…
 おおーっ!全体像が明らかにっ!まさに「ソレ」ですな。
 さっきの下半身パンティ女には言えなかったけど、
 対オトコですからね、
 言っちゃいました。
 「はみ出てるよ」
 
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