ボクは本が大好きです。毎晩寝る間際まで本を読んでます。
どんな本かっていうと、どんなジャンルでも。
小説からビジネス書まで興味があれば何でも読みます。

そんな中、今ハマりまくっているのが京極夏彦の「京極堂シリーズ」です。
何年か前に一冊買ってみたものの、
あまりの分厚さと語り口の難解さで敬遠してしまっていたのですが、
なんとなく読む本もなくなっちゃったしと、本棚をあさっていて見つけたのが
「姑獲鳥の夏」。何年も放っておいた本。京極堂シリーズの第一弾。

まず誰でも思うだろう第一印象は「重い!分厚い!読みにくい!」でした。
なんだってこんなに厚くする必要があるんだ?
そもそもこの本を買った時には、
テレビで「今、サラリーマンが電車の中で読んでいる本1位」だったはず。
こんなに持ちにくい本を読んでいたのかサラリーマンたちは!

ま、マイ本棚に読む本もないからな…と、
仕方なくその夜から読み始めたのです。

ところが読み進めるうちに…面白い。面白すぎる!と思っていったのです。
早く仕事終わらせて本読みたい!いや、仕事なんて行かないで本読んでいたい。
そのくらいハマってしまいました。
あれだけ分厚かった本がまるで短編を読んでいるような錯覚を覚え、
読後にはパズルがカチカチ嵌まる爽快感と、
もっとこの世界にハマりたいと思うくらい強烈なインパクトが残りました。

当然、読み終わってすぐに本屋に走り「魍魎の匣」を買ったのでした。
これは第一弾の「姑獲鳥の夏」を上回るほど面白かった。
いや、京極堂シリーズを読んでしまった今となっては京極堂シリーズで一位かもしれない。
しばらくは、本に出てくるように「匣(はこ)」の中の自分を連想したりしてました。

第三弾になる「狂骨の夢」…。
残念ながらこれは挫折してしまいました。
途中までしか読めなかった。
読んでないから分からないけれど、前振り(?)が長すぎて…。
でも、ネットで調べるとこれが一番だと言う声もチラホラ聞くし、
その後のシリーズでもこの「狂骨の夢」の事件を取り上げたりするのでいつかはっ!
と思っているんですけどね。

そして今読み終わったのが「鉄鼠の檻」
(う~む、まだ4冊目だったか…。先は長い)
これもまた面白かったなぁ。
読みながら頭の中で「行くなっ!関口クン!」と叫んじゃったりしましたよ。
まるで子供向けの映画を見てる子供たちが
「後ろだ!危ないっ!」
とスクリーンに向かって叫んでいる気持ちが良く分かりますよ。
…え?変ですか?ボク、変ですか?
ま、それくらい面白かったということで…(^_^;)。

今日からは「絡新婦の理」にハマりまくりそうです。
黒装束の京極がのっけから出てきてる!
いきなりの憑き物落としなのか?
またまた楽しみな一冊になりそうです。