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2005年8月23日

マイナールール

社会には守らなければならないルールがあります。
それは法律とか交通マナーでも、キチンと文字になっている情報です。
こうしたものが絶対守らなければならないルール、つまり「メジャールール」ならば
その地方にか通用しないルールというものも存在します。

例えば「村の掟」だとか、その会社内だけで通用する「会社の方針」だとかです。
これらは「メジャールール」に対して「マイナールール」と呼べますね。
 
 

さて、そういったマイナールールですが交通マナーにもあります。
例えば「高速道路」での走行の仕方です。

高速道路は、きちんと車線が分かれているのをご存知でしょうか?

通常に走るための「走行車線」
追い越しするための「追い越し車線」
それに、山などで遅いクルマのための「登坂車線」

これらは便宜上、設けられているものではなく、ドライバーの安全と事故防止のために設けられているルールなのです。
つまり高速道路を走るには、通常「走行車線」を走り、前のクルマを追い越す時だけ「追い越し車線」に入り、追い越したら「走行車線」に戻る。という走り方をしなければならないのです。

しかし、帰省や行楽シーズンにはこのようなルールが守られていないのが現状です。
このルールは、先ほどの例に例えると「メジャールール」になるはずなのに…です。

それを踏まえた上で高速道路の「マイナールール」の話です。
これらは誰が考えたのかはわかりませんが、高速道路をよく利用する人々の間では常識です。

「追い越し車線」を走っていて『右ウインカー』を後続車が出しているのを見た事がありませんか?
追い越し車線は、一番右側なのに右のウインカーを出しているんです。
高速道路でウインカーを出すのは車線変更かサービスエリア・インターチェンジなどで高速道路を下りる時だけですよねぇ?それなのに一番右側の車線で右ウインカー…。

実はこれは、「追い抜き」の合図なんです。
つまり前のクルマが遅いから追い抜きたいという合図なんですね。
パッシングなどの方法もありますが、対向車への配慮などのために走りなれている長距離ドライバーなどは、右ウインカーを使うのです。

夜間の住宅地で、道を譲ってくれたドライバーに対してクラクションでお礼を返すのではなく、ライトを一瞬消してまた点ける「ウインク」に似ていますね。これは住人にクラクションで迷惑をかけないための配慮です。

ところで高速道路の話に戻りますが
「速いんなら左から抜かしゃーいいじゃん」
そう思うのは間違いです。

高速道路では左から追い抜くのはご法度です。
なぜなら先ほどの高速道路上でのメジャールールを考えればわかりますよね。
遅いクルマは左の「走行車線」速いクルマは右の「追い越し車線」ですから、遅いクルマが前を走っているからといって左から抜こうとした瞬間に、前のクルマが道を譲ろうとして左車線に車線変更してきたら…。当然、高速走行中に追突事故になります。

決して「遅せーからどけよ!ゴルァ」と言っているわけではないのです。

どんな考えを持ったドライバーなのかわからないし、事故を起こさないためにもルールを守る必要があるのです。マイナールールと呼べる交通マナーはいろいろありますが、それらはメジャールールを守らないドライバーのために考え出されたプロドライバーたちの安全ルールと呼べないこともありません。



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